片付けコンサルタントの荒川侑子です。本記事では、キッチン用品の片付けの進め方やコツを3つのステップに分けて、詳しくご紹介します。
荒川侑子
キッチンを片付けると、キレイな状態をキープしやすくなります。気分も晴れやかになりますよ♫
キッチン用品の片付けの進め方
キッチン用品の片付けは、大きく3つのステップで構成されています。
キッチンの片付けの3ステップ
- キッチン用品をカテゴリーごとに集める
- キッチン用品を見極めて手放す
- キッチン用品を収納する
これから各項目について、詳しく説明します。
キッチン用品をカテゴリーごとに集める
キッチン用品は種類が多いため、すべてのカテゴリーを1度に集めるのではなく、カテゴリーごとに(1種類ずつ)片付けます。
キッチン用品のカテゴリー(例)
- 作る道具
大きな調理器具(鍋、フライパン、ボウルなど)
細かいキッチンツール(菜箸、お玉、包丁、ピーラー、ハサミなど)
道具類(アルミホイル、ラップ、キッチンペーパーなど)
小物類(盛り付けグッズ、爪楊枝、輪ゴムなど)
製菓用品
掃除道具(ビニール袋、洗剤、スポンジなど)
- 食べる道具
カトラリー類(スプーン、フォーク、箸など)
お皿、コップやガラス類
タッパー、弁当箱、水筒
小物類(箸置き、コースター、テーブルリネンなど)
- 食品
生鮮食品、乾物や缶詰、粉類や麺類、調味料やスパイス、お茶やコーヒー、菓子類
順番は自由なので、簡単に判断できるカテゴリーから進めることをおすすめします。
キッチン用品を見極めて手放す
キッチン用品を見極める基準
キッチン用品を集めた後は、1つずつ手に取り、見極めます。
モノを見極める基準や価値観は、個人によって様々なので、ご自身のしっくりくる方法で選びましょう。
個人的な感覚を重視する場合
- キッチン用品の好みを確認する
・デザインや色は好みですか?
・使用感は好みですか?
・また購入したいほどお気に入りですか?
- キッチン用品を使用した時の気持ちを確認する
・気分が上がりますか?
・安心感がありますか?
・感謝や幸せを感じますか?
- 理想を叶えてくれるか確認する
・理想の暮らしを叶えてくれますか?
実用性や機能性を重視する場合
- キッチン用品の機能を確認する
・まだ使うことはできますか?
・機能は落ちていませんか?
- キッチン用品の使用頻度を確認する
・最後に使ったのはいつですか?
・今後いつ使いますか?
- 食品の鮮度を確認する
・賞味期限内、消費期限内のモノですか?
キッチン用品の見極めで迷う場合
手放しづらいキッチン用品(あまり使用しておらずキレイな状態のモノ・値段が高かったモノ・プレゼントや引き出物など)がある場合は、それぞれのお役目を考えるみることをおすすめしています。
手放しづらいモノのお役目(例)
- 自分の好みが明確になった。
- 今後の買い物で気を付ける、きっかけや学びになった。
- プレゼントや引き出物は気持ちを伝える手段で、受け取った時点でお役目を果たしていることが分かった。
このようにお役目が分かると、自然と感謝の気持ちが湧いてきて、そのモノに対する執着や手放すことへの不安が軽減されます。
キッチン用品を手放す方法
お役目を果たしてくれたキッチン用品は、ポイと無意識に捨てるのではなく、感謝の気持ちを持って、ご自身の希望する方法で手放しましょう。
キッチン用品の手放し方(例)
- 地域の分別方法にしたがって処分する
地域の分別方法にしたがって、こまめに処分しましょう。粗大ゴミは、お住まいの地域のHPなどから収集のお申し込みが必要な場合が多いため、最後にまとめて手配すると手間が減ります。
- リサイクルショップなどの買取サービスを利用する
複数社で見積もりを取る場合は手間がかかりますが、店頭・宅配買取など好きな方法を選ぶことができ、すぐに買い取ってもらえる点が便利です。
- フリマアプリで出品する
自分で出品・梱包・発送する手間はかかりますが、さまざまな種類の商品を自宅から気軽に出品することができます。期限を設けて、売れなかったモノは処分するようにしましょう。
- 寄付する
ご利用されたいサービスや寄付の送り先を事前にリサーチし、すぐに手配できるよう準備しましょう。
- 家族や友人に譲る
受け取った側が「実は困っている」というケースが多いため、あまりおすすめしていません。譲る場合は、事前にお相手へ確認するようにしましょう。
手放す作業はついつい後回しにしがちです。いずれの方法でも、期限を決めてすぐに行動すると、空間も心もスッキリ晴れやかになりますよ!
キッチン用品を収納する
キッチン用品を見極めた後は、収納に移ります。
キッチンは水や油が飛び散りやすい場所なので、外にそのまま置いておく収納はあまり適していません。
備え付けの収納に収めることで、料理も掃除もしやすいキッチンになります。
キッチン用品の収納例
①作る道具
作る道具は水に強いモノが多いので、湿気の多いシンク下に収納することをおすすめしています。
はじめに大きな調理器具の収納場所を確保し、残りのスペースに小物を収納すると、収まりがよくなります。
収納スペースが足りない場合は、コの字ラックを活用したり、お鍋やボウルを重ねてみたりするなど、工夫します。
②食べる道具
カトラリー類など口に入れるモノは、VIP扱いで収納しましょう。
食器は、ガラスなど軽いモノは上段に、陶器など重いモノは下段に、収納することをおすすめしています。
③食品
食品は水に弱いモノが多いので、カラッとしているコンロ下の収納をおすすめしています。
空き箱などを活用して立てて並べると、一目で分かりやすく、使いやすい収納を作ることができます。
キッチン用品は形も大きさも様々ですが、同じカテゴリーのモノは分散させずに、まとめて収納することを意識するだけでもスッキリしますよ!
まとめ
キッチン用品の片付けのコツを3つのステップでご紹介させていただきました。
キッチンの片付けの3ステップ
- キッチン用品をカテゴリーごとに集める
キッチン用品は種類が多いため、カテゴリーごとに(1種類ずつ)片付けます。
- キッチン用品を見極めて手放す
お役目を果たしてくれたキッチン用品は感謝して手放しましょう。
- キッチン用品を収納する
キッチンの備え付けの収納を活用しましょう。
キッチンの片付けをすると、気持ちよく料理ができますし、掃除もとてもラクになります。ぜひ実践してみてくださいね!
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