片付けコンサルタントの荒川侑子です。本記事では、片付けを始める前に大切な「理想の暮らしの描き方」を解説します。
理想の暮らしを考える効果
片付けを始めようと思った時に、一般的には目の前のモノから、手当たり次第に片付けることが主流だと思います。
しかし、片付けのリバウンドを防ぐためには、手を動かし始める前に、片付けを通して叶えたい「理想の暮らし」をイメージすることをおすすめしています。
例えば、就職や転職活動をする時に、多くの方が最初に「理想の働き方」を思い描くのではないでしょうか?
資格を活かせる仕事がしたい、ワークライフバランスを大切にしたいなど、条件や目標を明確にした上で、実際の仕事探しに入ると思います。
理想がハッキリしていると、効率よく仕事を検索できますし、理想に合った仕事を紹介してもらいやすくなりますよね。
片付けでも同じで、片付ける目的が明確であるほど、その後の作業がスムーズに進みます。
また、片付けのモチベーションもグッと上がりやすくなります。
理想の暮らしを考える3つのポイント
理想の暮らしを思い描く重要性は理解できたけれど、具体的にどのように考えたらいいの?という疑問にお答えするため、これから3つのポイントを解説します。
魔法で何でも叶うとしたら?という視点で想像する
1つ目のポイントは、魔法で何でも叶うとしたら?という視点で想像することです。
魔法のランプであなたの願いが何でも叶うとしたら、こんな生活ができたら幸せだなぁと思うことを自由に想像してみてくださいね。
なぜこのことを最初にお伝えしたかというと、大人になると現実的に考えて「このくらいならできるかな」「本当はこういうのに憧れるけれど無理かも…」と選択肢を自ら狭めたり、周りに遠慮したりするなど、本音に蓋をしてしまう方が多いからです。
しかし、ここはあくまで「理想」の話なので、現在のお住まいの環境や経済状況などは一旦置いておいて、自由に楽しく想像してみましょう!
理想の暮らしは、思ってもいなかった方法で叶うことがあります。そのため、願いを叶える手段はあまり心配せず、ご自身の本音と向き合ってみてくださいね。
理想の暮らしは「空間」と「時間」の2つの軸から考える
続いて2つ目のポイントは、空間と時間の2つの軸から考えることです。
住むお家の環境ももちろん大切ですが、その空間を活用できなければ、宝の持ち腐れとなってしまいます。そのため、この2つの軸から、情景がありありと思い浮かぶほど具体的に考えます。
よく「スッキリとしたお家に住みたいです」とコメントをいただくのですが、これだとまだまだ甘いです。
スッキリとは、ミニマリストになれるほどモノが少ないお家でしょうか?それとも、お気に入りのモノはたくさんあるけれど、床にモノが放置されておらず、整理整頓されたお家でしょうか?
お家の雰囲気も、ホテルのようなシンプルが好みなのか、北欧風のあたたかい感じが好みなのか、それとも和が好みなのか千差万別です。
そこでゆっくりコーヒーを飲みたい人もいれば、資格の勉強を始めたい人もいるなど、やりたいことも人それぞれ異なることでしょう。
周りの人に話して伝わるほど、細かく、あなたが幸せに感じる理想の空間と時間の使い方を思い描いてみてくださいね。
五感をフル活用する
最後の3つ目のポイントは、五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)をフル活用することです。
これは2つ目のポイントの補足にもなるのですが、理想の空間と時間の使い方を考える際には、五感を活用すると想像がさらに膨らみます。
どんなに些細なことでも大丈夫です。このように五感を活用して、理想の暮らしを思い描くと、様々な場面で幸せを受け取れるようになりますよ♫
まとめ
理想の暮らしを思い描くコツをご紹介させていただきました。
理想の暮らしを自由にご想像いただいて、片付けのモチベーションが高まったら大成功です!その理想の暮らしを叶えるために、楽しんで、片付けを進めていきましょう。
そして、内容を忘れないように、理想の暮らしはノートなどに書き留めておくことをおすすめしています。
片付けのモチベーションが下がってしまった時でも、そもそもなんで自分は片付けをしたいと思ったんだろう?と振り返ることができます。
理想の暮らしは、片付けを進める中でさらにイメージが膨らんだり、変化したりするものなので、その時その時の理想を気軽にメモしてみてくださいね。
片づけを終えた後や数年後にノートを見返してみると、叶っている項目が多いことをきっと実感されますよ!
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