片付けコンサルタントの荒川侑子です。周りの刺激を敏感に受け取り、疲れやすいHSPさんにとって、休息はとても大切です。
しかし、お家に帰ってもなかなか休まらないと感じていらっしゃるとしたら、それはもしかすると、あなたのお部屋に原因があるかもしれません。
本記事では、汚部屋がHSPさんに与える負の影響と身の回りの環境を整えるメリットについて解説します。
片付けができないのはHSPが原因なのでしょうか?私の考えをお話させていただきます!
ストレスを感じやすいHSPさん
HSPの提唱者であるエレイン・アーロン博士(アメリカの心理学者)は、以下の4つの特徴すべてに当てはまる人をHSPと説明しています。
これらの特徴からも明らかですが、HSPさんは周りの環境に敏感で、ストレスを感じやすい気質を持っています。
汚部屋がHSPさんに与える負の影響
日常生活の中には意外と刺激が多く、光・音・においなどは分かりやすいですが、ストレスの原因として見落とされがちなのが汚部屋です。
汚部屋とは、大切なモノと不要なモノが混在していて、モノの定位置が決まっていない部屋のことを指します。
モノで溢れた汚部屋で過ごすことは、満員電車に乗ることと同じような状態です。過密で身動きが取りづらく、風通しが悪くて、呼吸しづらい環境になっています。
汚部屋が私たちの心身や日々の生活に与える、ネガティブな影響は計り知れません。そのため、私はHSPさんに片付けをおすすめしています。
片付けられないのはHSPが原因?
身の回りの環境を整えることが幸せに繋がると理解できたけれど、HSPだから片付けられない、HSPだから片付けが苦手と諦めかけている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、HSPだから片付けができないというのは誤解になります。
学校やご家庭で片付けを体系的に学ぶ機会がないので、どうやって片付けたらいいのか単純に知らないだけなのです。HSPさん自身に問題があるのではありません。
学校で足し算や引き算を習ったから、計算ができるようになったように、片付けも正しい方法を学ぶことで、誰でもできるようになります!
ただし、ADHDなどの発達障害や鬱病などの精神疾患、セルフネグレクトなどの傾向がある場合は、片付けが思うようにできなくなります。
片付けコンサルタントの中にも、ADHD/ADHDグレーのため、昔は片付けが苦手だった方もいます。
しかし、正しい知識を学んで片付けられるようになり、現在ではプロとして活躍しているので、ADHDだからといって片付けを諦める必要はありません。
まとめ:片付けの第一歩を踏み出そう!
片付けで1番大切なこと、それは「いつかは…」と先延ばしにするのではなく、今から行動を始めることです。
「忙しくて、片付ける時間がありません」とよく耳にしますが、言葉の通り、本当に時間がないわけではありません。
本音は「プライベートでは趣味や遊びの方が大切だから、片付けに時間を使いたくありません」だったりします。
今のままの生活を続けたくない、人生を変えたいのであれば、片付けの優先順位を上げると覚悟を決めましょう!
本やブログ記事を読むなどして片付けを学び、ぜひ実践してみてくださいね!応援しています♫
✎𓂃おすすめ片付け本のご紹介𓂃