片付けコンサルタントの荒川侑子です。片付かない原因は「家の狭さ」や「収納の少なさ」と感じていませんか?
片付かないのは、現在のお住まいや環境が原因だと、諦めたくなる気持ちもよく分かりますが、それは単なる思い込みかもしれません。
本記事では、私が片付けコンサルタントとして活動してきて分かった、片付かない本当の理由を3つ解説します。
片付かない本当の理由3選
家が狭くて、収納が足りないため、片付かないとお困りのお客様がいらっしゃいました。
解決するためには引っ越すしかないと思われていたものの、片付けレッスンの受講後は、現在のお住まいでも十分に片付くことを実感されました。
過去のお客様のように、片付けがなかなか上手くいかなくてお困りの場合は、いずれかの項目に当てはまる可能性が高いです。
これから詳しくご説明します。当てはまる項目はないか、ぜひ確認してみてくださいね。
場所別に片付けている
1つ目に考えられる原因は、場所別に片付けていることです。
私自身も昔は「今日はクローゼットに掛けている洋服を整えて、明日は引き出しの中の洋服を片付けよう」といったように、場所別に片付けていました。
しかし、片付けのリバウンドを防ぐためには、場所別ではなく、モノ別に片付けることをおすすめしています。
例えば、洋服の収納場所を想像していただきたいのですが、クローゼット以外にも引き出し・玄関・脱衣所など、あらゆる場所に分散しているご家庭が多いです。
このようにモノが分散している状態では、場所別に片付けても、全体の一部しか把握できないため、量が少ないと感じてモノを手放しづらくなります。また、モノが増え続けてしまう原因にもなります。
この理由から場所別に片付けるのではなく、「今日は洋服をまとめて片付けよう」といったように、モノ別に片付けることが成功の秘訣になります。
収納の前に捨てるを終わらせていない
2つ目に考えられる原因は、収納の前に捨てるを終わらせていないことです。
片付けでよくある勘違いなのですが、あなたは片付けを収納だけに頼っていませんか?
モノを見極める作業が面倒で後回しにしたり、モノを手放す不安から収納のみ実践したり、捨てるがきちんと終わっていないケースが実は多いです。
モノを見極める作業は難易度が高いですが、この過程を飛ばしていては、いつまでも片付けは完了しません。
まずは無理なく、簡単に判断できるモノから見極めていきましょう。判断に迷うモノがあった場合は「グレーゾーン」として1ヶ所に集めておき、最後にまとめて見極めるとスムーズです。
収納にデッドスペースがある
3つ目に考えられる原因は、収納にデッドスペースがあることです。
お客様は「モノがいっぱいで…」とクローゼットや引き出しの中を見せてくださいます。しかし、プロの目線から見ると、空間にゆとりがあると感じることが多いです。
限られた空間を最大限に活かせる、収納つくりの3つのポイントを解説します。
まず1つ目のポイントは、ご自宅にある収納用品や空き箱を活用することです。
日本のご家庭には、すでにたくさんの収納用品が揃っています。新たに購入する前に、まずはお手元にある収納用品を活用しましょう。
2つ目のポイントは、モノを立てて、並べて収納することです。積み重ねる収納よりも、省スペースで、より多くのモノを収納することができます。
最後の3つ目のポイントは、サイズの大きいモノから収納することです。
どれから収納したらいいか分からない場合は、先に大きいモノの収納場所を確保して、空いているスペースに小さいモノを収納すると、収まりがよくなります。
まとめ
片付けコンサルタントとして活動してきて分かった、片付かない本当の理由を3つご紹介させていただきました。
家が狭くて、収納が少なくても、スッキリ片付いたお家を実現することができますよ!ご参考になりましたら幸いです。