片付けコンサルタントの荒川侑子です。多くのお客様からいただく定番のお悩み、それは「家族が片付けてくれない」です。

片付けても、片付けても、家族がすぐに部屋を散らかしてしまいます。

夫がモノを溜め込むタイプで、共用スペースがモノで溢れてしまうことがストレスです。
本記事では、家族が片付けてくれない時の対応方法を3つご紹介します。参考になる情報がありましたら幸いです。
家族が片付けてくれない時の対応方法3選
家族が片付けてくれない時に実践すると、効果的なことと逆効果になることがあります。
- 家族のモノをこっそり捨てるのは逆効果
- まずは自分の片付けを終わらせる
- 家族それぞれのスペースを区切る
これから各項目について詳しく解説します。
家族のモノをこっそり捨てるのは逆効果
家族が片付けてくれない時に、意外と多くの方が実践していることが「こっそり捨てる」です。
普段使っていないモノだから、こっそり捨ててもバレないだろうと思って捨てるのですが、遅かれ早かれ気付かれて、険悪なムードになるのは避けられません。
私の周りで聞いた話では、小さなお子様でも、自分のおもちゃや作品が捨てられたことに気付きますし、旦那様のモノをこっそり捨てた結果、片付け禁止令が出たご家庭もあります。
逆の立場で考えてみると、やはり自分のモノがこっそり捨てられたら困りますし、どうして勝手に捨てたのと怒りも湧いてきますよね。
良かれと思って捨てたことがきっかけで、ご家族から反感を買ってしまうと、片付けがさらに滞る原因にもなりかねないので、こっそり捨てる方法はおすすめできません。
まずは自分の片付けを終わらせる
耳が痛い話かもしれませんが、実は家族が片付けてくれないと気になってしまう時は、自分の片付けが終わっていない証拠でもあります。
お相手は自分を写す鏡と言われるように、自分自身が満たされている時は、お相手に対して寛容になれますが、自分自身が満たされていない時は、お相手に対しても不満を感じやすいものです。
あなたは、自分自身の衣類・本・書類・小物(雑貨およびキッチン用品)・思い出品の片付けは、完璧に終わっていますか?他人を指摘する前に、まずはご自身の片付けを終わらせましょう!
自分のスペースがキレイに整い、満たされると、周りのちょっとした乱れは気にならなくなるものです。そして、不思議なことに、片付けは周りに伝染していきます。
あなたが頑張って片付けている様子や、片付けを終えて幸せそうに過ごしている姿は、周りに自然と伝わります。すると、ご家族の皆様が自ら片付け始める日がやってきます。その日まで焦らず、気長に待ちましょう^^
家族それぞれのスペースを区切る
自分の片付けを終えたけれど、家族の共用スペースの散らかりが気になるという場合は、家族それぞれのスペースを区切ることをおすすめしています。
例えば、我が家の洗面台の収納は、以下の写真のように収納ボックスを活用して、家族それぞれの専用スペースを設けています。

夫は片付けが苦手なのですが、散らかるのは夫のスペースの中だけなので、以前より気にならなくなりました。気になる場合も、倒れているモノをさっと立てて置き直す程度で、見た目はスッキリします。
その他にも、靴箱の上段は自分、下段は夫のスペースなどと決めておくと、それぞれの靴を収納する場所が明確になり、管理がとても楽になりました。
家族が収納場所を忘れてしまいそうで心配な方は、ラベルを(お子様は年齢に応じて絵や色を使って)貼ることもおすすめです。ぜひお試しくださいね。
まとめ
家族が片付けてくれない時の対応方法を3選ご紹介させていただきました。
- 家族のモノをこっそり捨てるのは逆効果
- まずは自分の片付けを終わらせる
- 家族それぞれのスペースを区切る
もどかしい気持ちもあるかもしれませんが、まずはご自身の片付けを終わらせてみてくださいね。すると、ご家族も自然と影響されて、変化していきますよ♫