2023年8月に、夫婦でトルコ旅行へ行ってきました。本記事では、イスタンブールの人気リゾート地であるアダラル(Adalar)諸島のうち、ブルガズ島とヘイベリ島をメインに散策した時の様子をご紹介します。
アダラル諸島は、英語でプリンセス諸島とも呼ばれています。イスタンブールの景色をフェリーに乗って楽しみたい方や、のどかな島で猫とのんびり過ごしたい方におすすめのスポットです♫
アダラル(Adalar)諸島へのアクセス方法
アダラル諸島は、4つの有人島(プロティ島・ブルガズ島・ヘイベリ島・ビュユック島)と5つの無人島から構成される島嶼群です。
これら4つの有人島には、イスタンブールの中心地からフェリーに乗って、片道約1時間でアクセスできます。
私たちは、イスタンブール市が運営している「シェヒル・ハトラル社(ŞEHİR HATLARI)」のフェリーに乗って、主に2つの島(ブルガズ島とハルキ島)を観光してきました。
ブルガズ島(Burgazada)散策
ブルガズ島は、アダラル諸島の中でも小さく、落ち着いた有人島です。
島内には南国原産のブーゲンビリアが咲き誇り、地中海岸沿いの町を歩いているような、おしゃれな町並みを楽しむことができます。
また、ブルガズ島にはたくさんの猫が暮らしていることから、猫と出会える島としても有名です!
【8:00】フェリーで移動(カバタス→ブルガズ島)
私たちはイスタンブールの旧市街地に宿泊していたため、近隣の「カバタス(Kabataş)」というフェリーターミナルから船に乗りました。
フェリーターミナルまでは、トラム・地下鉄・バスなどを利用してアクセスできます。
どの公共交通機関を使っても、下車する最寄駅/バス停の名前は「カバタス(Kabataş)」です。
フェリーの最新の時刻表は、シェヒル・ハトラル社のホームページで確認することができます。
アダラル諸島は人気の観光スポットなので、土日やお昼の時間帯には、フェリー内が混雑することもあるようです。
片道約1時間を座って過ごしたかったため、私たちはカバタスを朝8時に出航するフェリーに乗りました。
▶︎シェヒル・ハトラル社(ŞEHİR HATLARI)の公式ホームページはこちら
フェリーの運賃は1回の乗船に付き、1人当たり28トルコリラ(約156円/2023年8月時点)でした。
イスタンブールカード(チャージ式の交通系ICカード)を利用することができました。
フェリーは中型〜大型なので、心配していた船の揺れは、ほとんど感じませんでした。
大型船の場合は、トイレも併設されていました(トイレットペーパーは要持参です)。
【9:00】トルコで愛されている猫たちと交流
トルコは「猫の国」と呼ばれるほど、猫好きの方が多く、保護活動も積極的に行われています。
イスタンブール市内でも猫を見かける機会は多くあったのですが、ブルガズ島ではそれ以上に多くの猫と触れ合うことができました!
住民の方々がお世話していることもあり、毛並みがきれいで、健康状態が良好な猫がたくさんいる印象を受けました。
人と猫との距離感が非常に近く、猫好きの方にはとてもおすすめな島です!
【9:30】野菜や果物が並ぶ市場を見学
島内を散策していたところ、運営時間や頻度などの詳細は分かりませんが、たまたま市場を見かけたので見学しました。
食べ物以外にも、日用品が並んでいるエリアもあり、島の暮らしの一部を知ることができて興味深かったです。
ヘイベリ島(Heybeliada)散策
続いて、アダラル諸島の中で2番目に大きなヘイベリ島を訪れました。
最初にご紹介したバルガズ島よりも飲食店の数が多いため、落ち着いた雰囲気の中で、ゆっくり食事を楽しみたい方におすすめです。私たちは、ヘイベリ島でブランチを食べました。
【10:15】フェリーで移動(ブルガズ島→ヘイベリ島)
ブルガズ島からヘイベリ島までは、フェリーで約15分の距離です。
とても近いですが、フェリーは1時間に1本しかないので、時間には気を付けて行動しました。
フェリーの運賃は1回の乗船に付き、1人当たり28トルコリラ(約156円/2023年8月時点)でした。
【10:30】カフェでトルコ風朝食を楽しむ
朝早くから行動して、お腹が空いていたので、ヘイベリ島では最初に食事をしました。
訪れたのは、フェリーターミナルから徒歩2〜3分の場所にある「Munis Sokak Lezzetleri(ムニス・ソカク・レゼテレル)」です。
家族経営のカフェで、皆さんとてもフレンドリーで優しかったです!
私たちは、島の朝食セット(2023年8月時点154トルコリラ:約862円)と、ギョズレメ(トルコ風パンケーキ)チーズ入りセット(2023年8月時点86トルコリラ:約482円)を頼みました。
島の朝食セットは、チェリージャムが添えられているエッグブレッド(甘くないフレンチトースト)とサラダ、チーズやオリーブなど盛り沢山でした!紅茶が1杯付いてきました。
ギョズレメは、柔らかい薄い生地の間にたっぷりのチーズが挟まっていて、こちらもとても美味しかったです!
パンケーキセットには飲み物が付いていないので、アイラン(甘くないヨーグルトに塩と水を加えて混ぜた、トルコの代表的な飲み物の一つ)を注文しました。
普段、甘いヨーグルトドリンクを飲んでいる日本人にとっては馴染みがない味だと思いますが、スッキリとしていて慣れてくると美味しいです。
お店によっては、手作りのアイランが提供されることもあります。トルコ滞在中に、1度は試していただきたいドリンクです!
【11:30】ヘイベリ島のおしゃれな町をお散歩
ヘイベリ島の町並みも、地中海の雰囲気を感じました。調べてみたところ、元々はギリシャの領土だったそうです。
ギリシャ領土の時代はギリシャ語で「ハルキ島」と呼ばれていましたが、現在はトルコ領土なのでトルコ語で「ヘイベリ島」と呼ばれています。
ヘイベリ島でも散歩を楽しみました。おしゃれな町並みに溶け込む猫たちがとても可愛かったです。
おまけ:ビュユック島(Büyükada)散策
最後に訪れたビュユック島は、アダラル諸島の中で1番大きな有人島です。
ブルガズ島やヘイベリ島と比べると、観光客や飲食店の数も多く、圧倒的に都会でした。
【12:35】フェリーで移動(ヘイベリ島→ビュユック島)
ヘイベリ島からビュユック島までは、フェリーで約15分の距離です。
前回と同様に、フェリーは1時間に1本なので、フェリーの時間に合わせて行動するようにしました。
フェリーの運賃は1回の乗船に付き、1人当たり28トルコリラ(約156円/2023年8月時点)でした。
【12:50】ビュユック島の中心地を軽く散策
ブルガズ島とヘイベリ島を散策して、疲れが溜まっていたので、ビュユック島は中心地を軽く散策する程度にとどめました。
【13:45】フェリーで移動(ビュユック島→カバタス)
散策後は、ビュユック島からフェリーに乗って、約1時間でカバタスへ戻りました。
帰りのフェリーの中では爆睡でしたが、休憩後はイスタンブールの景色を楽しみながら帰路に着きました。
まとめ
今回はイスタンブールの中心地からフェリーに乗って気軽にアクセスできる、アダラル諸島を散策した時の様子をご紹介させていただきました。
ブルガズ島やヘイベリ島は、のどかで落ち着いた島なので、人混みを避けてゆっくり過ごしたい方におすすめです。
一方、今回はあまり散策できませんでしたが、飲食店の数が多く、賑やかな場所で過ごしたい方には、ビュユック島が向いていると思います。
どの島でも可愛い猫と出会うことができましたが、数はブルガズ島が圧倒的に多く感じました!
時間帯などによっても変化する可能性がありますが、猫を旅のメインにしたい方には、ブルガズ島の朝の散策をおすすめしたいです。
日帰りで楽しめるスポットなので、イスタンブール観光の1日に組み込んでみてはいかがでしょうか?