【トルコ旅行記】ブルーモスク&アヤソフィア|歴史ある美しいモスクを見学

トルコ
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2023年8月に、夫婦でトルコ旅行へ行ってきました。本記事では、イスタンブールの旧市街地にある「スルタンアメフト・モスク(通称ブルーモスク)」と「アヤソフィア」を見学した時の様子をご紹介します。

荒川侑子
荒川侑子

モスクを見た感想が「美しい」だけで終わってしまうと、非常にもったいないです…!歴史も簡単に知った上で見学すると、感動が倍になりますよ◎

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アクセス方法

スルタンアメフト・モスク(ブルーモスク)とアヤソフィアは、イスタンブールの旧市街地にある「Sultan Ahmet Park」という公園を挟んだ両端にあります

近くには「Sultanahmet」というトラムの駅があります。最寄駅から公園までは、徒歩5分くらいの距離です。

公園の南西側に見える
スルタンアメフト・モスク(ブルーモスク)
公園北東側に見えるアヤソフィア

私たちが訪れた午後の時間帯は、モスクの入場を外で順番に待つ、観光客を中心とした長蛇の列ができていました。

ちょうど夏季休暇のタイミングと重なっていたからだと思います。

しかし、列はコンスタントに進んだので、どちらのモスクにも待機時間15〜20分程度で入ることができました。

2023年8月現在、どちらのモスクも入場料は無料です。また、無料のトイレもあるので安心して訪問できます。

モスク見学の留意事項

スルタンアメフト・モスク(ブルーモスク)とアヤソフィアは、2023年現在、イスラム教徒のお祈りの場です。入場前には、服装のチェックなどが行われます。

服装のマナー

性別に関係なく、露出の多い服装(ノースリーブ・短パン・ミニスカートなど)はNGとなっています。

肩と膝が隠れる長さの洋服を着用していく、または長袖カーディガンなどを持参しておくと安心です。

また女性のみ、スカーフの着用(頭をスカーフで覆うこと)が基本になっています。

私が持参したスカーフ
スカーフの色や柄は自由で、指定は特にありません

スルタンアメフト・モスク(ブルーモスク)では、スカーフの貸出があります。

一方、アヤソフィアでは、スカーフの貸出はありません(近くの売店で購入できます)。

土足は厳禁

モスク内は、土足厳禁となっています。

スルタンアメフト・モスク(ブルーモスク)では、入り口に設置してあるビニール袋に、脱いだ靴を入れて持ち歩きます。

一方、アヤソフィアではビニール袋の用意がなく、下駄箱に入れるスタイルとなっています。

靴を手で持ち歩いていると、モスクの中央には入れません(スタッフのチェックがあります)。

スルタンアメフト・モスク(ブルーモスク)の概要

スルタンアメフト・モスクは、オスマン帝国第14代皇帝スルタンアメフト1世の指示によって、1609年〜1616年にかけて造られました。

内部には、美しいブルーのイズニックタイル(トルコの伝統工芸品)が敷き詰められており、通称ブルーモスクと呼ばれています。

ブルーのステンドグラスもとても綺麗でした!

美しい見た目とは裏腹に、残念な歴史があることでも知られています。

スルタンアメフト・モスク(ブルーモスク)には、ミナレット(権威を象徴する塔)が6本あるのですが、スルタンアメフト1世の功績を考えると不相応と言われています。

また、通常は戦利品を財源に建築するところ、税金で賄っていたことも相まって、批判の元となっていたようです。

建物の美しさには純粋に感動しましたが、当時の歴史を知ると複雑な気持ちになりました。

アヤソフィアの概要

アヤソフィアの歴史はさらに古く、1500年ほど遡ります。

元々は、東ローマ帝国(ビザンティン帝国)のコンスタンティウス帝が建設した、東方(ギリシア)正教の大聖堂でした。

アヤソフィアの内部に残る聖母子のモザイク画

しかし、1453年にオスマン帝国の手に渡り、アヤソフィアはイスラム教のモスクに改修されました。

アヤソフィアの外観
4本のミナレット(塔)は改築中
後付けされたもの

その後、1922年にオスマン帝国が崩壊して、トルコ共和国が建国されてからは、宗教的に中立な博物館となり、世界遺産にも登録されました。

ところが、2020年7月24日、トルコ政府はアヤソフィアを再びモスクに戻すことを宣言し、現在はモスクとして利用されています。

このような激動の歴史を辿ってきたアヤソフィアは、建物のいたるところにキリスト教とイスラム教の要素が混在しています。

アヤソフィアの内部

例えば、天井のドームの中央には、太陽とイスラム教の聖典「コーラン」の一部が記されており、その四隅には「六翼の天使」と呼ばれるモザイク画が描かれているなどです。

スルタンアメフト・モスク(ブルーモスク)とは違った、厳かな雰囲気を感じました。

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まとめ

イスタンブールの旧市街地にある「スルタンアメフト・モスク(通称ブルーモスク)」と「アヤソフィア」をご紹介しました。

どちらのモスクも、美しいのはもちろんのこと、歴史がとても興味深いです。

トルコの歴史に疎い私でも、理解しやすい範囲で、簡潔に解説させていただきました。

トルコの歴史を深め、モスク見学を楽しむ、一つのきっかけになりましたら幸いです^^

参考文献(タップして開く)
  1. アジアねこ散歩ch
    【イスタンブール観光】ブルーモスクを100倍楽しむための解説
    <https://youtu.be/Vts-A-CrsrU?si=lJ-MXGWAPxR2hhEf>
    (2023年11月24日最終アクセス日)
  2. Turkish Air&Travel
    アヤソフィア・ハギアソフィア大聖堂観光|2020年7月24日からは再びモスクに【世界遺産】
    <https://turkish.jp/destinations/アヤソフィア/
    (2023年11月24日最終アクセス日)
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