【こんまりメソッド】片付けの5つのステップ①理想の暮らしを考える

正しい片付けの順番

こんまりメソッドとは、「こんまり」こと近藤麻理恵さんが、独自に編み出した片付け法です。この片付け法についてまとめられた著書『人生がときめく片づけの魔法』は、世界40カ国以上で翻訳出版され、発行部数は1400万部(2023年3月現在)を超える、世界的大ベストセラーとなりました。特にアメリカでは、片付けるという意味として「KONDO」という単語が使われるほど、社会現象となっています。

このように全世界で話題になっているこんまりメソッドですが、大きく5つの特徴があります。

こんまりメソッド「片付けの5つのステップ」
  1. 理想の暮らしを考える⬅︎今回はこちら
  2. モノ別に片付ける
  3. ときめきで判断する
  4. 正しい順番で片付ける
  5. あらゆるモノの定位置を決める

今回はこの5つの特徴のうち、最初の「理想の暮らしを考える」を詳しくご紹介します。

この記事を読んでいただくと…
・片付けで最初にするべきことが分かります。
・片付けをする目的が明確になります。
・片付けのモチベーションを高めることができます。

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理想の暮らしを考える3つのポイント

片付けを始めようと思った時に、一般的には目の前のモノから、手当たり次第に片付けることが主流だと思います。しかし、こんまりメソッドでは、手を動かし始める前に一度じっくり片付けを通して叶えたい「理想の暮らし」をイメージすることをおすすめしています

例えば、就職や転職活動をする時に、多くの方が最初に「理想の働き方」を思い描くのではないでしょうか?資格を活かせる仕事がしたい、ワークライフバランスを大切にしたいなど、条件や目標を明確にした上で、実際の仕事探しに入ると思います。理想がハッキリしていると、効率よく仕事を検索できますし、理想に合った仕事を紹介してもらいやすくなりますよね。

片付けでも同じで、片付ける目的が明確であるほど、その後の作業がスムーズに進みます。また、片付けのモチベーションもグッと上がりやすくなります

理想の暮らしを思い描く重要性は理解できたけれど、具体的にはどうしたらいいの?という疑問にお答えするため、これから3つのポイントを解説します。

理想の暮らしを思い描く3つのポイント
  1. 魔法で何でも叶うとしたら?という視点で想像する。
  2. 理想の暮らしは「空間」と「時間」の2つの軸から考える。
  3. 五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)をフル活用する。
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魔法で何でも叶うとしたら?という視点で想像する

1つ目のポイントは、魔法で何でも叶うとしたら?という視点で想像することです。

魔法のランプであなたの願いが何でも叶うとしたら、「こんなお部屋でこんな生活ができたら幸せだなぁ」と思うことを自由に想像してみてくださいね。

なぜこのことを最初にお伝えしたかというと、大人になると現実的に考えて「このくらいならできるかな」「本当はこういうのに憧れるけれど無理かも…」と選択肢を自ら狭めたり、周りに遠慮したりするなど、本音に蓋をしてしまう方が多いからです。

しかし、ここはあくまで「理想」の話なので、現在のお住まいの環境や経済状況などは一旦置いておいて、自由に楽しく妄想してみましょう

理想の暮らしは、思ってもいなかった方法で叶うことがあります。そのため、願いを叶える手段はあまり心配せず、ご自身の本音と向き合ってみてくださいね。

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理想の暮らしは「空間」と「時間」の2つの軸から考える

続いて2つ目のポイントは、空間と時間の2つの軸から考えることです。

空間と時間から理想の暮らしを考える

空間:どんなお部屋に住みたいですか?
時間:その理想のお部屋で、何をして過ごしたいですか?

住むお家の環境ももちろん大切ですが、その空間を活用できなければ、宝の持ち腐れとなってしまいます。そのため、この2つの軸から、情景がありありと思い浮かぶほど具体的に考えます

私の理想の暮らし

白を基調としたフレンチカントリー風の可愛らしいお家で、お花や観葉植物が置いてある。日中は時間にゆとりを持って仕事をして、おやつにはチョコレートやクッキーをつまみ、お気に入りのカップでチャイを飲む。夜寝る前には、入浴剤を入れたお風呂に浸かって、リラックスして穏やかな気持ちで眠りたい。このくらい具体的に考えることがポイントです!

よく「スッキリとしたお家に住みたいです」とコメントをいただくのですが、これだとまだまだ甘いです。スッキリとは、ミニマリストになれるほどモノが少ないお家でしょうか?それとも、お気に入りのモノはたくさんあるけれど、床にモノが放置されておらず、片付いたお家でしょうか?

お家の雰囲気も、ホテルのようなシンプルが好みなのか、北欧風のあたたかい感じが好みなのか、それとも和が好みなのか、千差万別です。また、そこでゆっくりコーヒーを飲みたい人もいれば、資格の勉強を始めたい人もいるなど、やってみたいことも人それぞれ違うことでしょう。

周りの人に話して伝わるほど、細かく、あなたが幸せに感じる理想の空間と時間の使い方を描いてみてくださいね

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五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)をフル活用する

最後の3つ目のポイントは、五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)をフル活用することです

これは2つ目のポイントの補足にもなるのですが、理想の空間と時間の使い方を考える際には、五感を活用すると、想像がさらに膨らみます。

五感を活用して理想の暮らしを考える

視覚:理想のお部屋は何色ですか?どんな家具が置いてありますか?絵や花など飾りたいモノはありますか?

聴覚:理想のお部屋では、どんな音が聞こえますか?お気に入りの音楽、料理をする音、家族の笑い声、小鳥の声など。

味覚:理想のお部屋で、楽しみたい食べ物や飲み物はありますか?こだわりのコーヒーや紅茶、手作りのお菓子など。

嗅覚:理想のお部屋は、どんな香りがしますか?お気に入りの香水、天然のローズやレモングラス、アロマなど

触覚:理想のお部屋は、どんな感触のモノが置いてありますか?ふかふかのソファやベッド、ふわふわのカーペットやクッションなど

どんなに些細なことでも大丈夫です。このように五感を活用して、理想の暮らしを思い描くと、様々な場面で幸せを受け取れるようになりますよ

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まとめ:理想の暮らしを思い描いて、ときめいたら大成功!

こんまりメソッドの片付けの5つのステップのうち、最初の「理想の暮らしを思い描く」ポイントをご紹介させていただきました。

理想の暮らしを思い描く3つのポイント
  1. 魔法で何でも叶うとしたら?という視点で想像する。
  2. 理想の暮らしは「空間」と「時間」の2つの軸から考える。
  3. 五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)をフル活用する。

理想の暮らしを自由にご想像いただいて、「なんだかワクワクしてきました!想像するだけでも幸せを感じます!」など、ときめきを感じたら大成功です。その理想の暮らしを叶えるために、楽しんで、片付けを進めていきましょう。

そして内容を忘れないように、理想の暮らしはノートなどに書き留めておくことをおすすめしています。片付けのモチベーションが下がってしまった時でも「そもそもなんで自分は片付けをしたいと思ったんだろう?」と見返し、また前に進むことができます。

理想の暮らしは、片付けを進める中でイメージがさらに膨らんだり、変化したりするものなので、その時その時の理想を気軽にメモしてみてくださいね。片づけを終えた後や数年後にノートを見返してみると、叶っている項目が多いことをきっと実感されますよ♫

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