2023年2月に、夫婦でベトナム旅行へ行ってきました。本記事では、ハノイ発の日帰りバスツアーで、ニンビン省の主要観光スポットを巡った時の様子をご紹介します。

私たちは首都ハノイから日帰りで、ニンビン省のバイディン寺巡り・世界遺産チャンアンでの川下り・ホアルー旧市街地での夜景観賞を楽しみました!バスツアーへの参加を検討されている方のご参考になりましたら幸いです♫
ニンビン省のバスツアーとは?
ニンビン省は、首都ハノイから車で約2時間の場所にあります。ハノイ発の日帰りバスツアーでは、ニンビン省の主要観光スポットを巡ることができます。
- 東南アジア最大級の寺院「バイディン寺(Bái Đính Temple)」を参拝
- 世界遺産「チャンアン(Tràng An)」で川下り
- ニンビン省のホアルー旧市街地で夜景を観賞
私たちは、旅行・レジャー予約サイトKLOOK(クルック)でバスツアーを予約しました。
ご参考までに価格は、1人当たり約4000円(2023年2月時点)でした。
バスツアーの行程
7:00頃「ホテル前でピックアップ」
事前に指定されていた時間に、バスツアーのガイドさんがハノイ市内の宿泊先まで迎えに来てくれて、中型バスに乗って出発しました。
今回のツアーの参加者は、私たち日本人グループが1組・インド人グループが1組・その他のほとんどがベトナム人のグループでした。
ベトナム国内からの参加者が多かったのは、ちょうどベトナムの旧正月の時期(テト休暇)と重なっていたためだと思われます。
そのため、ガイドさんからのアナウンスは、ベトナム語と英語の2言語で行われました。
10:30頃「東南アジア最大級のバイディン寺を参拝」
首都ハノイを出発して、途中で30分程度のトイレ休憩(お土産や軽食エリアもありました)を挟んだ後、バイディン寺に到着しました。

バイディン寺の歴史的背景
バイディン寺は、ベトナムそして東南アジアで最大級の規模の寺院です。
長い間、中国の支配下にあったベトナムでは、初の独立王朝が誕生した968年から1010年まで、現在のニンビン省ホアルーを首都に置き、仏教が国教として定められていました。
このような時代背景の中、1136年に総本山(一宗・一派を統括する最高位の寺院)が建設されました。
総本山(山のエリア)のふもとに、2003年から増築が行われて、2010年に公開されたのがバイディン寺になります。

ツアーではガイドさんと一緒に、限られた時間の中で、新しく建築されたバイディン寺の一部を参拝しました。
駐車場から入り口まで電動自動車で移動
ツアーバスの駐車場からバイディン寺の入り口までは距離があるため、電動自動車で移動しました。

電動自動車は有料になります。2023年2月時点で、往復チケットは1人当たり6万ベトナムドン(約300円)でした。
私たちの場合は、電動自動車代はツアー料金に含まれおらず、現地でお支払いが必要(ガイドさんに現金を渡し、参加者全員分をまとめて購入するスタイル)でした。事前に確認しておくと安心です。
バイディン寺の敷地内を徒歩で参拝
バイディン寺の敷地内は徒歩で参拝します。2〜3時間ほど歩いて回るため、歩きやすい靴で来ることをおすすめします。

駐車場からこの門まで電動自動車で移動しました。

お堂の中は左右に分かれていました。
はぐれないようにガイドさんと一緒の道を進みましょう。

500体の羅漢像が安置されていました。
丘の斜面に合わせて作られているため
階段がたくさんありました。

バイディン寺の仏教建築の屋根は
鳳凰の尾のように湾曲していることが特徴的でした。

鐘がどれほど遠くまで鳴り響くかで
仏様によるご加護が示されているそうです。

ベトナムでは無宗教の人の割合が最も多く
次いで仏教を信仰する人が多いと言われています。
熱心に参拝する姿を拝見しました。

千の腕と千の目を持つ仏像

木製の仏像ですが
塗装されており、きらびやかでした。

外観は厳かですが
建物の中は豪華絢爛で圧倒されました…!

高さ約10メートル、重さ約100トン
アジア最大級の金銅像
参拝後はお土産エリアを通って出口へ
参拝後は、カフェやお土産エリアを通って、帰りの電動自動車乗り場へ向かいました。

バイディン寺のツアーは、気軽にさくっと見て回りたい方向けだと感じました。
仏舎利塔に登って景色を眺めたり、歴史のある総本山を参拝したりするなど、時間をかけてじっくり周りたい方は、個人で訪問した方がいいかもしれません。
13:00頃「ローカルレストランでお昼休憩(バイキング)」
バイディン寺を参拝した後は、近くのローカルレストランで約1時間、お昼休憩がありました。

バイキング形式だったので種類は充実していましたが、味は全体的に薄めで、残しはしなかったものの私たちの口にはいまいち合いませんでした。
スイカなどのフルーツは普通に美味しかったです。午後の活動に向けて、お腹を満たすことができました。
14:30頃「世界遺産チャンアンで川下り」
昼食後は、ベトナム初の世界遺産として登録されたチャンアンで川下りをしました。
チャンアンは石灰岩が侵食されて形成されたカルスト台地で、ボートに乗りながら、鍾乳洞や岩山が連なる景色を楽しむことができました。

霧が出ており天気が良好でなかったのが
残念でしたが、川下りは無事決行されました!

私たちの場合はツアー料金に
チケット代が含まれていました。

ボート1艘に4名程度乗って出発しました。
ライフジャケットを着用しました。

傘が備え付けられていたので安心でした。

狭い洞窟の中を進むのはスリル満点でした…!
鍾乳洞は1つだけではなく複数ありました。

途中で手漕ぎ体験もできたので楽しかったです。
(船頭のおばさん1人に漕いでもらうのは
申し訳なくて私たちとベトナム人カップルの
4人で半分以上は手伝いました。)

道中にお寺があり希望者は
ボートを降りて参拝することができました。

ちなみにお寺のそばには売店があって
お菓子や飲み物を購入している人もいました
(ボートの上でも飲食可でした)。

(ボートの番号を覚えておく必要があります)。
川下り終了後は、船頭のおばさんへチップ
(1人当たり100円程度:2023年2月時点)
を渡すことがマナーとなっています。

川下りは往復約1時間で
たっぷり堪能することができました!
17:30頃「ニンビン省のホアルー旧市街地で夜景観賞」
バスツアーの最後には、ニンビン省のホアルー旧市街地で夜景観賞と散策を楽しみました。

提灯と水面に反射されている寺院

ライトアップされてキレイな仏塔でした。

提灯のライトアップが美しく幻想的な風景でした!

様々な飲食店が立ち並んでいました。


壁いっぱいに描かれていて迫力がありました!

世界各国の言語で「こんにちは」と書かれていました。
20:00頃「ホテルに戻る」
夜景を楽しんだ後は、ホテルまで送迎があり、ツアーが終了しました。
行きは途中でトイレ休憩がありましたが、帰りはホアルー旧市街地が最後の休憩場所で、ニンビン省から首都ハノイまで真っ直ぐ帰りました。
まとめ
ハノイ発の日帰りバスツアーで、ニンビン省(バイディン寺・チャンアン・ホアルー旧市街地)を観光した時の様子をご紹介させていただきました。
ニンビン省の主要観光スポットを1日でリーズナブルに、効率よく回ることができる、満足度の高いツアーでした。
ツアーへの参加を検討している方のご参考になりましたら幸いです。貴重な旅をぜひ楽しんできてくださいね♫
参考文献(タップして開く)
- ニンビン省ザービエン県
Chùa Bái Đính – ngôi chùa lớn nhất và sở hữu nhiều kỷ lục nhất ở Việt Nam
<https://giavien.ninhbinh.gov.vn/chua-bai-dinh-ngoi-chua-lon-nhat-va-so-huu-nhieu-ky-luc-nhat-o-viet-nam-1855.html>
(2023年12月12日最終アクセス日)