2024年3月に、夫婦で台湾旅行へ行ってきました。本記事では、台北で食べたおすすめのグルメを15種類ご紹介します。
ミシュランビブグルマンに選出されたお店やリーズナブルで美味しい地元のグルメを厳選してお届けします!これから台北を旅行される方のご参考になりましたら幸いです。
台北ローカルグルメ15選
私たちが実際に食べた、台北のローカルグルメを15種類ご紹介します。
本記事でご紹介する価格は、2024年3月時点のもので、1元(台湾ドル)=4.7円で計算しています。
味覚には個人差があります。料理の味などに関する感想は、参考程度にご覧いただけますと幸いです。
台北名物
熱々!肉汁スープ溢れる「小籠湯包」
小籠湯包(ショウロンタンパオ)とは、肉皮凍(肉汁スープの素になる、豚皮を煮込んで作られたゼラチン質の固まり)入りの豚ひき肉を小麦粉でできた薄い皮で包み、せいろで蒸して作られた料理です。
台湾では、肉汁スープ入りのものを「小籠湯包」、肉汁スープなしのものを「小籠包」と言います。
私たちが訪問した台湾料理店「良得小吃店」の小籠湯包は、肉汁スープがたっぷり入っており、追加注文するほど美味しかったです。
味は遜色ないものの、レストランよりもリーズナブルな価格で提供されており、驚きました。
小籠湯包は冷めてしまうと美味しさが半減してしまうため、熱々のうちに食べることをおすすめします。
私のおすすめ度 ★★★★★(感動した)
夫のおすすめ度 ★★★★★(感動した)
ミシュランガイド掲載「ガチョウ肉」
台湾料理店「阿城鵝肉」では、スモーク味(煙燻)または塩味(白斬)のガチョウ肉を食べることができます。
2019年には、価格以上の満足感が得られる料理として、ミシュランビブグルマンを獲得しました。
ガチョウ肉は臭みがなく、ジューシーな味わいで、とても美味しかったです。生姜やピリ辛の調味料を合わせて、さっぱりいただくこともできました。
単品メニューのご飯は、白いご飯(白飯)とガチョウの油を掛けたご飯(鵝油拌飯)の2種類があります。
ガチョウ肉との相性がよく、ご飯が進むこと間違いなしです!ぜひ一緒に注文してみてくださいね。
私のおすすめ度 ★★★★★(感動した)
夫のおすすめ度 ★★★★★(感動した)
現地で日本人が作る豪華な「牛肉麺」
牛肉麺(ニュウロウミェン)とは、牛肉を具材とした麺料理です。スープは大きく醤油ベース(紅焼)と塩ベース(清燉)があり、麺は細麺から太麺までお店によって様々となっています。
私たちが訪問した「江牛樓」の牛肉麺は、スープは醤油ベースの1種類で、麺は細麺と刀削麺(幅広のちぢれ麺)の2種類があり、私たちは刀削麺を選びました。
刀削麺はもちもちとした食感をしており、メインの牛肉はお箸でほろほろと崩れる柔らかさがありました。素材の美味しさを感じることができる上品な一品でした。
個人的に、スープは少し塩辛く感じましたが、濃い味が好みの方にとっては、スープまで美味しくいただけるのではないかと思います。
私のおすすめ度 ★★★★☆(美味しかった)
夫のおすすめ度 ★★★★★(感動した)
朝食にピッタリ「カジキ汁ビーフン」
朝食専門店「民樂旗魚米粉」では、カジキで出汁をとった、温かい汁ビーフンを食べることができます。
ビーフンとは米粉から作られた麺のことであり、台湾北西部に位置する新竹市はビーフンの名産地として知られています。
スープはカジキの出汁が効いている優しい味付けでした。細麺のビーフンはつるつるとしており、喉ごしがよかったです。
サラッと食べられるため、食べ過ぎた翌日や朝食などにピッタリだと思います。
私のおすすめ度 ★★★★☆(美味しかった)
夫のおすすめ度 ★★★★☆(美味しかった)
台湾定番料理
トロトロ豚バラ肉をのせた「魯肉飯」
魯肉飯(ルーローハン)とは、細かく切った豚バラ肉を甘辛い醤油のタレで煮込み、ご飯の上に盛り付けた一品です。
お店によってトッピング(高菜・卵・パクチーなど)が添えられることもあります。
味付けに八角などの香辛料が使われることが多いのですが、台湾料理店「香満園」の魯肉飯は、八角やパクチーが入っておらず、子どもから大人まで食べやすい、甘めの味付けとなっています。
普通に美味しかったのですが、八角やパクチーが好きな私にとっては、少し物足りない味でした。
様々なお店の魯肉飯を食べ比べてみて、好みに合う一品を探してみるのも、おもしろいと思います。
私のおすすめ度 ★★★☆☆(良い体験になった)
夫のおすすめ度 ★★★★☆(美味しかった)
寧夏夜市でミシュラン選出「雞肉飯」
雞肉飯(ジーローハン)とは、茹でた鶏肉のほぐし身をご飯の上に盛り付けて、エシャロット(玉ねぎの一種)入りの醤油ベースのタレで味付けをした一品です。
台湾料理店「方家雞肉飯」の雞肉飯は、価格以上の満足感が得られる料理として、2019年から4年連続で、ミシュランビブグルマンを獲得しています。
雞肉飯には甘味のあるタレが掛かっており、美味しかったです。あっさりとした味が好みの方には向かないかもしれません。
私のおすすめ度 ★★★☆☆(良い体験になった)
夫のおすすめ度 ★★★★☆(美味しかった)
安定の美味しさ!ニラ入り「水餃子」
台湾料理店「嘟嘟水餃」では、ニラがたっぷり入った水餃子を食べることができます。
水餃子の皮は薄く、つるんと滑らかでした。中身の餡にはお肉も使われていましたが、ニラがメインとなっていました。
お肉とニラの旨みがじゅわっと溢れて、ピリ辛なタレとの相性もよかったです。
帰国後に振り返って「また食べたい!」と感じるような水餃子でした。ニラ好きの方におすすめです。
私のおすすめ度 ★★★★★(感動した)
夫のおすすめ度 ★★★★★(感動した)
ニンニク香る二郎系「ザージャン麺」
ザージャン麺とは、炸醤(ひき肉に豆板醤や甜面醤を合わせて作った肉味噌)を茹でた麺の上にのせた料理です。
日本ではジャージャー麺という名前でも知られており、お店によって使用される麺の種類は、細麺から太麺まで様々となっています。
私たちは、台北市内の城中市場(台北駅から徒歩6分程度の場所)にあるお店で、ザージャン麺を食べました。
うどんに似ている太めの麺に、ニンニクのたっぷり効いた炸醤を絡めて食べました。二郎系ラーメンが好きな方にとって、たまらない味だと思います!
私のおすすめ度 ★★★☆☆(良い体験になった)
夫のおすすめ度 ★★★★★(感動した)
台湾定番スイーツ
溢れ出す!温かい「カスタードまん」
カスタードまんとは、奶黃餡(牛乳と卵黄で作る中華式カスタードクリーム)を生地で包み、せいろで蒸し上げた、温かいスイーツです。
私たちが訪問した台湾料理店「古北饕Goodbeitao旗艦店」のカスタードまんは、薄い生地の中にトロトロのカスタードクリームがたっぷり入っていました。
生地はふんわり柔らかく、ほんのり甘くて塩味の効いているカスタードクリームと合わせて食べると、とても美味しかったです。
そのままの状態でかぶりつくと、中身の熱いクリームが飛び出たり、火傷したりする恐れがあります。手で半分に割ってから、少しずつ食べることをおすすめします。
私のおすすめ度 ★★★★☆(美味しかった)
夫のおすすめ度 ★★★★☆(美味しかった)
ふわふわ&しっとり「台湾カステラ」
台湾カステラは、ケーキ生地(材料は薄力粉・植物油・卵・牛乳・砂糖など)を型に流し入れ、オーブンで蒸し焼きにして作ります。
台湾北部に位置する淡水区の名物スイーツであり、現地では現烤蛋糕(シェンカオダンガオ)という名前で親しまれています。
私たちは定番のプレーン味の他に、チョコレート味の台湾カステラを食べました。
見た目とは異なり、どちらも甘さは控えめでした。中でもプレーン味は、卵の優しい味をたっぷり感じることができて美味しかったです。
シフォンケーキと似ており、焼き立ては軽くふわふわしていますが、一晩置くとしっとりとした生地へ変化します。様々な食感を楽しめることも魅力です。
私のおすすめ度 ★★★★☆(美味しかった)
夫のおすすめ度 ★★★★☆(美味しかった)
サクッもち食感「サツマイモボール」
サツマイモボールとは、蒸してつぶしたサツマイモのペーストに、タピオカ粉や砂糖を加えて丸く成形し、生地を高温の油で揚げた一品です。
台湾の夜市で売られている定番のおやつであり、私たちは台北市内の寧夏夜市(台北駅から徒歩12分程度の場所)の屋台などで購入しました。
食感はサクサクしているタイプやもちもちしているタイプなど、お店によって異なっていたため驚きました。サツマイモの優しい風味がして美味しかったです。
サクッもち食感がクセになり、食べ始めたら手が止まらなくなりました。台湾の夜市を訪れた際は、サツマイモボールの食べ比べを楽しんでみてはいかがでしょうか?
私のおすすめ度 ★★★★☆(美味しかった)
夫のおすすめ度 ★★★★☆(美味しかった)
台湾定番スナック
巨大フライドチキン「ダージーパイ」
ダージーパイ(大鶏排)とは、叩き伸ばした鶏むね肉を五香粉(主に中国料理で使われる八角・シナモン・花椒・クローブ・フェンネルなどを混合したスパイス)などで味付けし、タピオカ粉をまぶして油で揚げた、巨大サイズの唐揚げです。
大人の顔と同じくらいの大きさがあり、インパクトがありました。家族や友人とシェアして食べたり、完食できるか不安な方は、小さいサイズを頼んでみたりするのもいいかもしれません。
好みは分かれるかもしれませんが、八角などのスパイスがほのかに香るジューシーな唐揚げでした。揚げたて熱々の状態で提供されるため、衣がサクサクとしていて美味しかったです。
私のおすすめ度 ★★★★☆(美味しかった)
夫のおすすめ度 ★★★★☆(美味しかった)
ほんのり甘い「台湾式サンドイッチ」
台湾式サンドイッチとは、バタークリームやマヨネーズを塗った食パンの間に、ハムやチーズなどの具材を挟んだ一品です。
日本のサンドイッチは2枚の食パンを重ねて(1層の具材で)作りますが、台湾のサンドイッチは4枚の食パンを重ねて(3層の具材で)作ります。
一口が分厚くて驚きましたが、食パンはふわふわ柔らかく、中身の具材は薄いため、思ったよりも食べやすかったです。
日本の塩味の効いたサンドイッチとは異なり、台湾のマヨネーズには砂糖が入っているそうで、ほんのり甘くて優しい味のサンドイッチでした。
私のおすすめ度 ★★★☆☆(良い体験になった)
夫のおすすめ度 ★★★☆☆(良い体験になった)
エンドウ豆のスナック菓子「可楽果」
可楽果(カーラーグォ)とは、エンドウ豆から作られた、スパイラル形のスナック菓子です。台湾で50年以上の人気を誇る商品であり、定番のガーリック味の他に、スパイシー味やバジル味などがあります。
私たちは、大手スーパーマーケットの一つであるカルフール(家楽福)で、ガーリック味の可楽果を購入しました。コンビニでも購入することができます。
食感はカリカリとしており、美味しかったです。想像以上にニンニクの風味が強く、苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、私は食べているうちに慣れました。おつまみにもピッタリだと思います。
私のおすすめ度 ★★★☆☆(良い体験になった)
夫のおすすめ度 ★★★☆☆(良い体験になった)
台湾定番ドリンク
もちもち濃厚「黒糖タピオカミルク」
黒糖タピオカミルクとは、新鮮な牛乳に、黒糖シロップとタピオカを加えた、甘いドリンクです。
牛乳と黒糖シロップを混ぜ合わせると、濃厚な味わいになります。一緒に口の中に入ってくる出来立てのタピオカは、温かくもちもちしていて、とても美味しかったです。
同じ黒糖タピオカミルクであっても、お店によって少しずつ味が異なるため、好みに合うものをぜひ探してみてくださいね!
私のおすすめ度 ★★★★★(感動した)
夫のおすすめ度 ★★★★★(感動した)
まとめ
今回は台北で実際に食べた、おすすめのグルメを15種類ご紹介させていただきました。
台湾スイーツやグルメは日本でも人気がありますが、やはり本場の味が1番だと思います。
本記事の内容を参考にしていただき、ぜひ現地での食事を楽しんできてくださいね!