【エジプト】プレオープン中!大エジプト博物館|入場料&見どころ

カイロ・ギザ
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2025年9月に夫婦でエジプト旅行へ行ってきました。本記事では、大エジプト博物館の入場料や見どころなどを解説します。

本記事に記載する金額は、2025年9月時点の為替レートである、1エジプトポンド=3円で計算しています。

この記事を書いた人
荒川侑子

国際関係学科を卒業。前職では、海外の農業について情報収集やレポート執筆を行う。20カ国以上を旅した経験を生かして当サイトを開設。

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大エジプト博物館

博物館の概要

大エジプト博物館(The Grand Egyptian Museum)は、ギザに建設された、世界最大級の考古学博物館です。

2025年9月現在プレオープン中であり、2025年11月1日に正式開館を迎える予定となっています。

目玉となる遺物は、ツタンカーメン王の副葬品5,000点とクフ王の太陽の船ですが、プレオープン中は非公開でした。

大エジプト博物館

大エジプト博物館の建設にあたっては、日本が支援(経済支援および技術提供)を行っており、駐車場前に記念碑が置かれています。

博物館の入口と同様に、ピラミッドをモチーフにデザインされています。ギザの三大ピラミッドとあわせて訪れたい観光スポットです。

エジプト・日本「友好モニュメント」

アクセス方法

大エジプト博物館は、カイロ国際空港からタクシー(Uber)でアクセスすることができます。所要時間は約50分です。

私たちは空港からUberを利用しました。大エジプト博物館の駐車場は有料のため、駐車場の側(敷地外)で降ろしてもらいました。

大エジプト博物館の駐車場

帰りは博物館からホテルへ移動しました。行きで降ろしてもらった場所(敷地外)で、問題なくUberを呼ぶことができました。

ロッカールーム(無料)

大エジプト博物館には、セキュリティゲートを通過する手前(左奥)のエリアに、ロッカールームがあります。

スーツケースなどの大きな荷物は持ち込むことができないため、預けてから館内を見学しましょう。

大エジプト博物館のセキュリティゲート
ロッカールーム(無料)

ロッカールームの利用方法
①預けたい荷物をX線検査装置に通します。スタッフが荷物をロッカーに入れてくれます。
②ロッカー利用記録簿に、名前と電話番号を記入します。
③ロッカー番号を忘れないように、写真などで記録しておきます。鍵は博物館側で保管されます。
④帰りは、ロッカー番号を伝えて、荷物を受け取ります。利用記録簿にサインして終わりです。

入場料

大エジプト博物館の入場チケットは、窓口またはオンラインで購入することができます。

私たちは窓口でチケットを購入しました。セキュリティゲートを通過したエリアに、チケット売り場がありました。

大エジプト博物館のチケット売り場
入場チケット
チケットの種類料金
入場チケット
(プレオープン)
1,220エジプトポンド
(約3,660円)
※2025年9月時点の情報です。

館内マップ・トイレ

大エジプト博物館は、東京ドーム10個分の広さがあります。回り方は自由です。私たちの滞在時間は約3時間でした。

プレオープン中は、グランドホール・大階段ギャラリー・常設ギャラリーを見学することができました。

ツタンカーメン王の副葬品・クフ王の太陽の船・中庭のオベリスクなどは、非公開となっていました。

グランドホール
(上)お土産ショップ(下)レストラン
大階段ギャラリー
常設ギャラリーのマップ(2025年9月時点)

館内にはトイレ(無料)がありました。トイレットペーパー・手拭き用のペーパータオル・女性の生理用ナプキンが完備されていました。

館内の見どころ

私たちの視点で、大エジプト博物館の見どころをまとめました。すべてを網羅することは難しいですが、ご参考になりましたら幸いです。

※ツタンカーメン王の副葬品5,000点・クフ王の太陽の船・中庭のオベリスクは必見ですが、プレオープン中は非公開でした。

グランドホール

大エジプト博物館に足を踏み入れて、最初に目を惹かれたのは、開放的なグランドホールです。

ピラミッド型エントランス

エントランスはピラミッドをモチーフにデザインされています。黄色のガラスが光に照らされて、とても美しかったです。

ピラミッド型エントランス

ガラスの周りには、カルトゥーシュ(ファラオの名前を囲って示す枠)が描かれています。ぜひ注目してみてくださいね。

歴代のファラオの名前が刻まれている
ラメセス2世の巨像

ラメセス2世は、古代エジプトで最も偉大な王と言われています。巨像はメンフィス(古王国時代の首都)のプタハ神殿で発見されました。

巨像は約50年間、ラメセス駅前の広場に置かれていましたが、修復を経て、現在は大エジプト博物館に展示されています。

ラメセス2世の巨像
メルエンプタハ王の石柱

メルエンプタハ王は、ラメセス2世(100人以上の子どもがいたとされる)の13番目の息子です。

石柱には、敵軍(リビア人や海の民)との戦いに勝利した記録が残されています。

メルエンプタハ王の石柱

大階段ギャラリー

大階段ギャラリーは4つのエリアから構成されています。エレベーターとエスカレーターが隣接しており、車イスなどでも見学可能です。

大階段ギャラリー
①Royal Image:古代エジプトの王
②Divine Houses:神聖な建造物
③Gods & Kings:古代エジプトの神々と王
④Journey to Eternity:永遠の死への旅

大階段ギャラリー

最奥部には、ギザの三大ピラミッドを見渡すことができる、大きな窓があります。開放感あふれる、おすすめのスポットです。

ギザの三大ピラミッド
左からクフ王・カフラー王・メンカウラー王のピラミッド
ハトシェプスト女王の像

ハトシェプスト女王は、トトメス1世の娘です。立像はハトシェプスト女王葬祭殿で発見されました。

男性の姿で表現された像や壁画はトトメス3世によって破壊されたものが多く、こちらは現存する数少ない遺物の一つとなっています。

ハトシェプスト女王の像
トトメス3世の像

トトメス3世はハトシェプスト女王の死後、軍事遠征を積極的に(合計17回)行い、エジプトの領土を史上最大に広げたファラオです。

トトメス3世の像
アメンへテプ4世(アクエンアテン)の像

アメンへテプ4世は、ツタンカーメン王の父です。多神教から一神教へ宗教改革を行った、異端のファラオとして知られています。

アメンへテプ4世の像
アメンエムハト1世の門口

アメンエムハト1世は、中王国時代のファラオです。花崗岩から作られた建造物は、王宮または神殿の出入口であったと考えられています。

(中央)アメンエムハト1世の門口
(両端)アメンエムハト3世のスフィンクス
ハトシェプスト女王のオベリスク先端部

カルナック神殿で発見されたオベリスクの先端部には、ハトシェプスト女王が描かれていましたが、トトメス3世によって削られています。

ハトシェプスト女王のオベリスク先端部
アメンへテプ3世とラー・ホルアクティの像

アメンへテプ3世はルクソール神殿の増築など、多くの建設事業を行ったファラオです。

太陽神ラー・ホルアクティと共に座る像は、赤色と黒色が混ざった、珍しい花崗岩から作られています。

アメンへテプ3世とラー・ホルアクティの像
セクメト女神の像

ライオンの頭を持つセクメト女神は、破壊神であり守護神でもあります。アメンへテプ3世の治世に、黒色花崗岩を用いて作られました。

セクメト女神の像
プタハ神の巨像

プタハ神は、ミイラの姿で表される創造神です。巨像はメンフィス(古王国時代の首都)のプタハ神殿で発見されました。

プタハ神の巨像
ラメセス2世と神々の像

ラメセス2世は自身の重要性を示すため、本来はネフェルテム(プタハ神とセクメト女神の息子)の位置に、周囲より背高く表現しました。

プタハ神・ラメセス2世・セクメト女神の像

また別の像では、愛と戦争の女神アナトがラメセス2世を守っている姿が表現されています。こちらも興味深かったです。

ラメセス2世と女神の像
トトメス1世の石棺

ルクソールに建設された王家の谷(新王国時代の王墓)で、最初に埋葬されたのはトトメス1世です。

展示されている石棺は、トトメス3世によって再埋葬された時に用いられたものとなっています。

トトメス1世の石棺

常設ギャラリー

常設ギャラリーの入口は、大階段ギャラリーの最奥部にあります。室内は冷房が効いていたため、上着を持参しておくと安心です。

常設ギャラリーの入口

常設ギャラリーは12部屋あり、奥へ進むと時代が進みます。また左から順に、古代エジプトの生活・王権・神々をテーマとしています。

常設ギャラリーの案内図
縦は時代別、横は分野別に展示されている

膨大な数の展示物があったため、今回ご紹介できるのは一部となりますが、ご参考になりましたら幸いです。

古王国時代以前
常設ギャラリー1
【第4王朝】スネフェル王の像と石碑
屈折ピラミッドや赤いピラミッドを建設
【第4王朝】カフラー王の像
ギザの三大ピラミッド(2番目)を建設
【第4王朝】へテプへレス1世(クフ王の母)の家具
ベッドは足元に向かって傾斜がある
【第4王朝】へテプへレス1世のカノプス壺
クフ王のピラミッドの近くにある墓から発見される
【第5王朝】書記ネフェルの像
当時の識字率は低く、重要な役職の一つであった
中王国時代
【第12王朝】センウセレト1世の巨像
カルナック神殿で発見される
【第13王朝】オシリス神の祭壇
中央はオシリス神、周りの鳥は妻のイシス女神
新王国時代
【第18王朝】ひざまずくハトシェプスト女王の像
アメン・ラー神に捧げる丸い壺を手に持っている
【第18王朝】ツタンカーメン王の像
アメン神を含む多神教へ回帰したことを石碑に記す
【第18王朝】アメン・ラー神と妻ムト女神の像
将軍ホルエムヘブのカルトゥーシュが刻まれている
【第19王朝】ラメセス2世の像
2本の聖なる柱
を持つ高僧の姿をしている
(柱頭は軍神ウェプワウェトとハトホル女神)
【第19王朝】ラー・ホルアクティの像
ラメセス3世によって奉納される
【第19王朝】王宮または神殿の窓枠(下枠)
敵の頭上に立つことで権威を示した
末期王朝時代以降
【第26王朝】ネスプタハの石棺
上エジプトの総督・テーベの市長・司祭を務めた
【第26王朝】供物を捧げるプサメテク2世
古代エジプトにおいてカバは神聖な動物であった
【プトレマイオス王朝】プトレマイオス3世
カノプス勅令が3つの言語で刻まれている
(ヒエログリフ・デモティック・ギリシャ語)
【プトレマイオス王朝】シャブティ(副葬品)
冥界で課される労働を死者の代わりに行う人形
【プトレマイオス王朝】翼を広げたスカラベ
デンデラで発見された儀式または葬儀のアイテム
【プトレマイオス王朝】ハヤブサ型の棺
聖なる鳥の棺が納められていたと考えられている
【古代ギリシャ・ローマ時代】ワニのミイラ
コム・オンボの司祭が飼育してセベク神に捧げた

まとめ

本記事では、私たちが約3時間かけて、大エジプト博物館を見学した時の様子をご紹介させていただきました。

古代エジプトの遺物は眺めるだけでも興味深いですが、予備知識があると、さらに楽しめると思います!

今回は簡潔に説明したため、より詳しく知りたい方は、以下の参考文献から深掘りしてみてくださいね。

参考文献(タップして開く)
  1. 河江肖剰の古代エジプト
    【いよいよ開館?】大エジプト博物館に潜入!
    <https://youtu.be/8YZhs11pLwM?si=PUvdQo5-C-01tqxp>
    (2025年10月2日最終アクセス日)
  2. 河江肖剰(2023)『古代エジプトの教科書』ナツメ社
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