2024年3月に、夫婦で台湾旅行へ行ってきました。本記事では、台湾南西部に位置する、台南の観光スポットを厳選して7カ所ご紹介します。
台湾の古都である台南には、歴史的建造物が数多く残っています。日本と関わりの深い場所もあるため、ぜひチェックしてみてくださいね!
台南の観光スポット7選
私たちは台南に滞在している間に、以下の7カ所の観光地を巡りました。
これから各観光地の概要をご紹介します。台南駅(台湾鉄道)から距離が近い場所→遠い場所の順番となっています。
台南公園
台南公園は、台南駅(台湾鉄道)から近く、台南市民の憩いの場となっています。1917年(日本統治時代)に開園しました。ヤシやガジュマルなど、南国の植物に囲まれながら、散歩を楽しむことができます。
池の上にある亭(中国式建築の休憩所)や重道崇文坊(古跡)などは、台南公園のランドマークとなっています。台南公園に生息している、小鳥・リス・アヒルなどの可愛い動物も必見です。
《アクセス方法》
台南公園は、台南駅(台湾鉄道)から徒歩でアクセスすることができます。所要時間は5分程度です。
開基玉皇宮
開基玉皇宮は、玉皇大帝(天を司る最高神)を祀る、2階建ての道教寺院です。1670年(鄭成功の時代)に建立されました。きらびやかな装飾が目を惹きます。老若男女、幅広い世代の方が熱心にお参りしていました。
《道教とは》中国三大宗教(儒教・仏教・道教)の一つ。不老不死の仙人を目指して、儀礼や修行を行う。
《アクセス方法》
開基玉皇宮は、台南駅(台湾鉄道)から徒歩でアクセスすることができます。所要時間は10分程度です。
赤崁楼(プロヴィンティア城)
赤崁楼は、台湾南部に上陸したオランダ東インド会社(貿易および植民地統治を行った会社)によって、1653年に建設された要塞です。かつては「プロヴィンティア城」と呼ばれていました。
現在の赤崁楼は、19世紀以降に再建されたものです。閩南式建築(中国南東部に位置する福建省を起源とする建築様式。赤レンガが特徴)の楼閣は、台南のランドマークとなっています。
《アクセス方法》
赤崁楼は、台南駅(台湾鉄道)からバスまたは徒歩でアクセスすることができます。所要時間は10〜15分程度です。
林百貨
林百貨は、1932年(日本統治時代)に創業したデパートです。太平洋戦争の影響で廃業となったものの、2014年にリニューアルオープンしました。台南の文化財に指定されています。
林百貨では、食品・美容品・雑貨・衣類・本など、お土産にピッタリな商品が数多く取り揃えられています。日中はカフェの利用も可能です。屋上の展望台まで、ぜひ足を運んでみてくださいね。
《アクセス方法》
林百貨は、台南駅(台湾鉄道)からバスまたは徒歩でアクセスすることができます。所要時間は10〜20分程度です。
台南孔子廟
台南孔子廟は、鄭経(鄭成功の息子)の参謀を務めた、陳永華の提唱により、1665年に建設されました。台湾各地にある孔子廟の中で最も古く、清朝統治時代には、台湾の最高学府(学校)と呼ばれました。
《孔子廟とは》儒教の創始者である孔子を祀る霊廟。儒教の教えを広める、学校の役割も兼ね備えていた。
台南孔子廟では、年2回(春分の日と孔子の誕生日である9月28日に)「釋奠」と呼ばれる儀式が執り行われます。有料エリアでは、儀式の中心となる「大成殿」などの建物や祭具を見学することができます。
《アクセス方法》
台南孔子廟は、台南駅(台湾鉄道)からバスまたは徒歩でアクセスすることができます。所要時間は15〜20分程度です。
神農街
神農街は、台南の古い街並みが残るスポットです。古民家をリノベーションした雑貨店が多く立ち並びます。夜間には、カラフルな提灯がライトアップされて、さらにノスタルジックな雰囲気を楽しむことができました。
《アクセス方法》
神農街は、台南駅(台湾鉄道)からバスまたは徒歩でアクセスすることができます。所要時間は20〜30分程度です。
安平古堡(ゼーランディア城)
安平古堡は、台南南部に上陸したオランダ東インド会社(貿易および植民地統治を行なった会社)によって、1624年に建設された要塞です。かつては「ゼーランディア城」と呼ばれていました。
現在の安平古堡は、19世紀(日本統治時代)以降に再建されたものです。ほとんど原型をとどめていませんが、オランダ人が築いた城壁など、一部は良好な状態で保存されており、間近で見学することができます。
《アクセス方法》
安平古堡は、台南駅(台湾鉄道)からバスでアクセスすることができます。所要時間は40分程度です。
まとめ
本記事では、私たちが実際に巡った、台南にある観光スポットを7カ所、厳選してご紹介させていただきました。
オランダ統治時代や日本統治時代の建物も多く、より自分事として、台南の歴史や文化を深めることができました。
徒歩や公共交通機関を利用して気軽にアクセスできるため、台南滞在中に訪れてみてはいかがでしょうか?