【青森旅行記】リゾートしらかみ&バスで行く白神山地|黄金崎不老ふ死温泉に宿泊

東北
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2024年9月に、夫婦で1泊2日の青森旅行へ行ってきました。本記事では、白神山地(十二湖)へのアクセス方法と黄金崎不老ふ死温泉での宿泊体験をレポートします。

荒川侑子
荒川侑子

公共交通機関や宿泊地までの送迎サービスが整っているため、車を保有していない方でも、気軽に遊びに行くことができますよ!

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白神山地とは?

白神山地とは、青森県の南西部から秋田県の北西部にかけて広がる、約13万ヘクタールの広大な山岳地帯です

白神山地の中心部(約1.7万ヘクタール)は、世界最大級の規模を誇るブナの原生林(人の手が加わっていない森林)となっており、ユネスコの世界自然遺産に登録されています。

今回、私たちは白神山地の西部(青森県深浦町)に位置する、十二湖と黄金崎不老ふ死温泉を訪れました。

白神山地(十二湖)へのアクセス方法

白神山地(十二湖)へ行くための交通手段は、主に車・電車(観光列車リゾートしらかみ又は普通列車)・バスの3種類があります私たちは、電車とバスを利用しました。

《往路》
秋田駅
⬇︎電車(リゾートしらかみ)
ウェスパ椿山
⬇︎無料送迎バス
黄金崎不老ふ死温泉
⬇︎路線バス
奥十二湖駐車場

《復路》
奥十二湖駐車場
⬇︎路線バス
十二湖駅
⬇︎電車(普通列車)
東能代駅
⬇︎電車(普通列車)
秋田駅

1日目

【14:00】秋田駅を出発

出発地点は、秋田駅(JR東日本)です秋田県を象徴する、秋田犬やなまはげの展示物がお出迎えしてくれます。駅構内(改札外)には、飲食店や売店、トイレやベンチなどがありました。

秋田駅の構内

今回、乗車した観光列車リゾートしらかみのチケットは、事前にえきねっと(JR東日本が運営する特急列車・新幹線の予約サイト)で手配しました。みどりの窓口や指定席券売機でも購入することができます。

座席は、リクライニング席とボックス席の2種類があります日本海の景色を眺めたい場合は、リクライニング席のA席やボックス席がおすすめです。

ご参考までに、私たちが購入したリゾートしらかみのリクライニング席のチケットは、大人1人当たり2,820円(2024年9月時点)でした。

リゾートしらかみのチケット

リゾートしらかみのリクライニング席は、前方のスペースが広く設けられており、ゆったりとくつろぎながら移動することができました。

座席はレバーを押すと、回転する仕組みになっています。向かい合わせで利用しているグループもいて、楽しそうでした!

リゾートしらかみのリクライニング席

観光列車ならではの特徴として、絶景スポットでは、速度を落として運転してくれます。車窓から、田んぼや日本海など、東北地方の美しい景色を見渡すことができました。

秋田県の美しい田園風景
りんごサイダー(秋田駅で購入)を飲みながら眺めました!
日本海沿いを走るリゾートしらかみ
晴れの日
にリベンジしたいです!

【16:10】ウェスパ椿山駅に到着

秋田駅を出発して、約2時間後にウェスパ椿山駅に到着しましたウェスパ椿山駅は無人駅となっており、ホームの片隅に、使用済みの切符を入れる「きっぷ入箱」が設けられていました。

ウェスパ椿山駅のきっぷ入箱

私たちが宿泊した黄金崎不老ふ死温泉では、ウェスパ椿山駅から無料送迎バスが運行されています(2024年9月時点)。

リゾートしらかみの利用者は、予約不要で乗車することができました(普通列車の利用者は要予約となっています)。便利でありがたかったです。

黄金崎不老ふ死温泉の無料送迎バス

【16:15】黄金崎不老ふ死温泉へ

ウェスパ椿山駅を出発して、約5分後に黄金崎不老ふ死温泉に到着しました黄金崎不老ふ死温泉は、日本海を一望できる露天風呂や青森県深浦産の食材を使用した食事を楽しむことができる人気の温泉宿です。

黄金崎不老ふ死温泉の入り口

チェックインを済ませて、東棟2階の和室に移動しました。エレベーターはなく、階段での移動でした。エレベーターが設置してある本館や西棟、1階に宿泊したい方は、予約時に相談されることをおすすめします。

ご参考までに、私たちが滞在した和室の宿泊費(1泊・2食付き・入湯税含む)は、大人1人当たり15,940円でした(2024年9月時点)。

和室は広々としていて、清潔感がありました。中でも、窓から見渡すことができる、日本海の壮大な景色に感動しました!風が強い日でしたが、二重窓のおかげで、お部屋の中は静かでした。

黄金崎不老ふ死温泉の和室

水回りは、洗面台とトイレがありました。ドライヤーは、お部屋の中に1台、大浴場の脱衣所に数台、設置されていました。

和室の水回りの様子

お着き菓子は「ふかうら雪人参ダクワーズ」でした。中身のクリームはオレンジ色ですが、にんじん特有の香りや味は控えめで、美味しかったです。

ふかうら雪人参ダクワーズ
白神山地トレッキングのお供にもおすすめです!

【16:30】入浴(露天風呂・内風呂)

ルームチェックを終えた後は、温泉に入りました。黄金崎不老ふ死温泉には、海辺の露天風呂(混浴風呂・女性専用風呂)と内風呂があります

アメニティ類(一部はロビーで受け取り)は、浴衣・海辺の露天風呂用の湯あみ着・タオル・歯ブラシ・ヘアゴム・スリッパなどがありました。

黄金崎不老ふ死温泉のアメニティ類

海辺の露天風呂は、移動や着替えが少し面倒でしたが、日本海を間近に望み、波の音に癒されながら入浴することができて、貴重な体験になりました!

赤褐色(鉄分を多く含む温水が空気に触れて酸化した状態)の温泉は珍しく、絶妙な湯加減でした。海風に当たると心地よく、クールダウン効果もありました。

ちなみに私たちが利用したタイミングでは、混浴風呂を利用している家族が多く、混雑していました。女性専用風呂に入った私はのびのび過ごせましたが、混浴風呂に入った夫は窮屈に感じたそうで気の毒でした…。

【18:30】夕食バイキング

温泉から上がり、夕食バイキングの会場に向かいました。夕食バイキングは90分制となっており、食事の開始時刻はチェックイン時に選択することができます

深浦産のお刺身、エビや夏野菜の天ぷら、海鮮焼きそば、黒毛和牛のバラ焼きなど、数々の料理が並んでおり心が躍りました!

ソフトドリンク(お茶やリンゴジュースなど)は飲み放題です。アルコールは1杯・飲み放題ともに別途料金が発生します。

豪華な夕食バイキング

個人的には、深浦産の夕陽トマトとギバサ(日本海沿岸地域でよく食べられている粘り気のある海藻)の五色和えが好みでした!お腹いっぱい食べて、1日目を終えました。

2日目

【8:00】朝食バイキング

2日目は、朝食バイキングからスタートです。朝食バイキングは、営業時間6:30〜9:00(2024年9月時点)の間で、好きな時間に利用することができます

お刺身や焼き魚、卵焼きや自家製豆腐、長芋とろろやリンゴカレーなど、食欲をそそるメニューが取り揃えられていました!

ご飯のお供がたっぷり朝食バイキング

豪華な朝食をゆっくり味わうことができて大満足でした!休憩を挟んだ後、黄金崎不老ふ死温泉をチェックアウトしました。

【10:05】黄金崎不老ふ死温泉を出発

チェックアウト後は、黄金崎不老ふ死温泉前から運行されている路線バスに乗って、終点の奥十二湖駐車場(十二湖散策コースの入り口)に向かいました。

十二湖線バス(弘南バス株式会社)
時刻表および運賃表はこちら
<https://www.konanbus.com/1419.html>

十二湖線バスでは、現金または全国の交通系ICカードでの支払いが可能ですご参考までに、不老ふ死温泉前→奥十二湖駐車場の運賃は、大人1人当たり810円(2024年9月時点)でした。

バス停「不老ふ死温泉前」
十二湖線バスのルート

バスは早めに到着し、定刻通りに出発しました。時間に余裕を持って、利用されることをおすすめします。一般的な路線バスと同様に、車内の前方に1人席、後方に2人席がありました。

【10:50】奥十二湖駐車場に到着

バス停「不老ふ死温泉前」を出発して、約45分後にバス停「奥十二湖駐車場」に到着しました

バス停「奥十二湖駐車場」前には、森の物産館キョロロがあります。お土産や軽食を販売する売店をメインに、トイレ(無料)やコインロッカー(有料)なども完備されている、便利なスポットです。

森の物産館キョロロ

コインロッカーは、小サイズ(300円:100円硬貨3枚を投入)と大サイズ(500円:レジで支払い)の2種類がありました(2024年9月時点)。

森の物産館キョロロ入り口)のコインロッカー

私たちは、大サイズのコインロッカーに、スーツケースとバックパックを預けて、十二湖散策コースへ向かいました。

【11:00】十二湖散策コースを歩く

私たちは、約2時間かけて十二湖散策コースを歩きました歩道は整備されており、非常に歩きやすかったです。コバルトブルーの神秘的な池や青々と茂るブナ林など、白神山地の美しい自然に触れて癒されました!

白神山地のブナ林&青池

<参考記事>十二湖散策コースの詳細はこちら
▶︎【青森旅行記】雨の日も楽しめる!白神山地トレッキング|十二湖散策コース

【14:00】奥十二湖駐車場を出発

十二湖散策コースを1周して、森の物産館キョロロに戻ってきました。コインロッカーに預けていた荷物を受け取り、バスの時間までベンチに座って休憩しました。

復路は時間との兼ね合いにより、十二湖駅まで路線バスで移動し、その後、普通列車に乗って秋田駅に帰るルートを選択しました。

十二湖線バス(弘南バス株式会社)
時刻表および運賃表はこちら
<https://www.konanbus.com/1419.html>

十二湖線バスでは、現金または全国の交通系ICカードでの支払いが可能ですご参考までに、奥十二湖駐車場→十二湖駅前の運賃は、大人1人当たり500円(2024年9月時点)でした。

バス停「奥十二湖駐車場」
十二湖線バスのルート

【14:15】十二湖駅に到着

バス停「奥十二湖駐車場」を出発して、約15分後にバス停「十二湖駅前」に到着しました

十二湖駅のエントランス

十二湖駅は無人駅ですが、駅構内に小さな売店、トイレ(無料)、コインロッカー(有料)があります

コインロッカーは、小サイズ(300円:100円硬貨3枚を投入)と大サイズ(500円:100円硬貨5枚を投入)の2種類がありました(2024年9月時点)。

十二湖駅内のコインロッカー

【15:15】十二湖駅を出発

十二湖駅は無人駅のため、切符を購入する窓口や自動券売機などがありません。

ワンマン運転か否かによっても異なると思いますが、私たちが乗車した五能線・普通列車では車内アナウンスがあり、車掌さんから切符を購入することができました

ご参考までに、私たちが購入した普通列車の切符(十二湖駅→秋田駅)は、大人1人当たり1,980円(2024年9月時点)でした。

支払い方法は、現金または全国の交通系ICカードの2でしたクレジットカードは使用不可だったため、ご注意ください(2024年9月時点)。

1000円札など少額紙幣を用意しておく(おつりは出ますが高額紙幣の利用者が多く不足していました)、交通系ICカードに十分な金額をチャージしておくなど、あらかじめ準備しておきましょう。

五能線・普通列車の様子

車内の座席は、ロングシート(横向きの長い席)やボックスシート(2人や4人掛けの向かい合わせ席)などがあり、広々としていました!

【16:20】東能代駅で乗り換え

十二湖駅を出発して、約1時間後に乗り換え駅である東能代のしろ駅に到着しました東能代はバスケの街(漫画『スラムダンク』の聖地)として知られています。乗り換え時間が短かったため、ホーム間を急いで移動しました。

東能代駅のホーム様子

【17:20】秋田駅に到着

東能代駅を出発して、約1時間後に秋田駅に到着しました

秋田駅の構内

まとめ

白神山地(十二湖)へのアクセス方法と黄金崎不老ふ死温泉に宿泊した感想をご紹介させていただきました。

私たちは車を保有していませんが、公共交通機関や宿泊地までの送迎サービスが整っていたため、快適に旅行を楽しむことができました。

十二湖散策コースの詳細は、以下の記事にまとめておりますので、よろしければ併せてご覧ください⬇︎

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