2025年1月に、夫婦でアブダビ旅行へ行ってきました。本記事では、アブダビの新しい観光スポットである、カスール・アル・ワタン(Qasr Al Watan)の入場料や見どころなどを解説します。

カスール・アル・ワタンは、現在も外交の場として使用されていますが、2019年3月から一般公開が始まりました。豪華絢爛な内装は、一見の価値がありますよ!
カスール・アル・ワタンとは?
カスール・アル・ワタンの概要
カスール・アル・ワタン(Qasr Al Watan)は、アラブ首長国連邦(首都アブダビ) の大統領官邸内にある宮殿です。2010年から2017年にかけて建設されました。

宮殿は大統領の住まいではなく、執務を行う場所となっています。2019年3月から一般公開が始まりました。
国内外の要人をお迎えする応接室や晩餐室、各国首脳からの贈答品などを見学することができます。

またカスール・アル・ワタンは、アラブ美術に興味関心がある方にも、おすすめしたい観光スポットです。
白いドーム型の建物はもちろんのこと、アラベスク模様やシャンデリアなど、宮殿内の豪華な装飾は必見です。

アクセス方法と入場料
カスール・アル・ワタンは、ザイード国際空港からタクシー(Uber)またはバスでアクセスすることができます。所要時間は約1.5時間です。
私たちはホテルの無料シャトルバスに乗って、アクセスすることができました。ホテルの送迎サービスも要確認です。
カスール・アル・ワタンを含む敷地内は広く、「ビジターセンター」が入り口となっています。

ビジターセンターを正面にして、左側にチケット売り場、右側に入場ゲートがありました。
オンラインチケットを購入済みの場合は、そのまま入場ゲートへ進みます。
ご参考までに、私たちは事前にオンラインチケットを購入しました。料金は大人1人当たり65ディルハム(約2,800円:2025年1月時点)でした。
カスール・アル・ワタン公式ホームページ
オンラインチケットの購入はこちら
<https://www.qasralwatan.ae>
入場ゲートでは、チケットの確認と手荷物検査がありました。飲み物(ペットボトルの水など)は持ち込み可能でした。

手荷物検査を済ませた後は、シャトルバスに乗って、宮殿へ移動しました。シャトルバスに乗るために別途費用は不要です。

宮殿の見学を終えた後も、シャトルバスに乗ってビジターセンターへ戻りました。
宮殿内の見どころ
カスール・アル・ワタンの回り方は自由です。宮殿内は想像以上に広く、私たちは約1.5時間かけて見学しました。
宮殿の出口には、お土産ショップやカフェ、無料で利用できるトイレなどがありました。
宮殿の外観
まず目を惹くのは、ドーム型の美しい宮殿の姿です。白花崗岩と石灰岩を用いて、純白に仕上がっています。

宮殿前の広場には大理石が敷き詰められており、太陽の光を反射して、水が張っているような透明感がありました!
宮殿の周りに設置してある外灯は、中東などで広く栽培されている、ナツメヤシの木をモチーフにしています。ぜひ注目してみてくださいね。

玄関ホール
続いて、正面玄関です。玄関ドアは非常に大きく、おとぎ話の世界に入っていくような雰囲気を醸し出しています。

重厚な扉をくぐると、アラベスク模様とシャンデリアで美しく装飾された空間が広がっていました!

宮殿内は青(ペルシャ湾の色)・白(清らかさと平和を象徴)・金(砂漠の色)で統一されています。繊細な色使いやデザインに心奪われました!
メインホール
玄関ホールを抜けると、開放感あふれるメインホールに出ます。ドーム型の天井は直径37メートル、高さは60メートルです。

シンメトリーなデザインにより、360度どこを見渡しても、統一感のある美しい景色が広がっていました!
メインホールに隣接した部屋も、驚くほど煌びやかです。透き通る青色のステンドグラスとシャンデリアが目を惹きます。

応接室・晩餐室・大会議室
カスール・アル・ワタンでは、公式行事で使用されている応接室・晩餐室・大会議室も見学することができます。


応接室や晩餐室は上品な空間でした。続く「Spirit of Collaboration」と呼ばれている大会議室は、豪華さが桁違いで驚きました…!

シャンデリアには35万個のクリスタルが使われている
また各部屋の近くには、各国首脳からの贈答品、アラブの歴史や文化をまとめた展示スペースもあり、興味深く拝見しました。


図書館
最後に図書館を見学しました。5万冊の蔵書があり、歴史・芸術・人文科学など幅広い分野をカバーしているそうです。

まとめ
本記事では、私たちが約1.5時間かけて、カスール・アル・ワタンを見学した時の様子をご紹介させていただきました。
宮殿の内部はアラベスク模様やシャンデリアなどで美しく装飾されており、繊細な色使いやデザインに魅了されました。
アブダビで時間に余裕のある方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?