2024年3月に、夫婦で台湾旅行へ行ってきました。本記事では、花蓮で食べたおすすめのグルメを12種類ご紹介します。

リーズナブルで美味しい地元のグルメを厳選してお届けします!これから花蓮を旅行される方のご参考になりましたら幸いです。
花蓮ローカルグルメ12選
私たちが実際に食べた、花連のローカルグルメを12種類ご紹介します。
本記事でご紹介する価格は、2024年3月時点のもので、1元(台湾ドル)=4.7円で計算しています。
味覚には個人差があります。料理の味などに関する感想は、参考程度にご覧いただけますと幸いです。
花蓮名物
地元で大人気!汁なし「小籠包」
台湾では、肉汁スープ入りのものを「小籠湯包」、肉汁スープなしのものを「小籠包」と言います。
私たちが訪問した台湾料理店「公正包子」の小籠包は、手のひらサイズの肉まんで、皮はほんのり甘く、中身の餡はジューシーでした。
リーズナブルな価格で美味しく、行列ができる花蓮の人気グルメです。私たちは、花蓮に滞在している間に2回購入するほどハマりました!

10個50元(約235円)
そのまま食べても美味しいですが、ニンニク醤油との相性も抜群です。店内で食べる場合は、テーブルに置いてあります。テイクアウトの場合は、ビニール袋に包んでもらえました。


私のおすすめ度 ★★★★★(感動した)
夫のおすすめ度 ★★★★★(感動した)
「公正包子」は、花蓮市内(花蓮駅からバスで15分程度の場所)にある台湾料理店です。

はじめに、お店の前に置いてある注文表(ピンク:店内飲食用、白:テイクアウト用)に記入し、レジに並んで、注文と会計を行います。

酸辣麺
40元(約188円)
注文した料理は、レジの隣のカウンターで受け取ります。注文表に記載してある番号(中国語)で呼ばれるため、心づもりしておきましょう!
0(零) リン | 1(一) イー | 2(二) アー | 3(三) サン | 4(四) スー |
5(五) ウー | 6(六) リィゥ | 7(七) チー | 8(八) バー | 9(九) ジゥ |
店内で飲食する場合は、あらかじめ席を確保しておくと安心です(相席スタイルです)。食後は、各自で片付けます(飲食スペースの奥にゴミ箱などがあります)。
絶品ターキーライス「火鶏肉飯」
火鶏肉飯(フォージーローハン)は、蒸した七面鳥のほぐし身をご飯の上に盛り付けた一品です。醤油ベースのタレで味付けされています。
私たちは、台湾料理店「建国路火鶏肉飯」で、初めて火鶏肉飯を食べました。あまり期待していませんでしたが、2日連続でリピートする美味しさでした!

中サイズ40元(約188円)
少し甘めに味付けされた七面鳥はしっとり柔らかく、ご飯が進みます。定番の鶏肉飯(ジーローハン)よりも、脂が少なく、食べやすかったです!

私のおすすめ度 ★★★★☆(美味しかった)
夫のおすすめ度 ★★★★★(感動した)
「建国路火鶏肉飯」は、花蓮市内(花蓮駅から徒歩3分程度の場所)にある台湾料理店です。
はじめに、店内の入り口で注文するスタイルとなっています。火鶏肉飯は単品の他に、野菜のおかずとセットで注文することもできます。

メニュー(2024年3月時点)
火鶏肉便當(野菜3種)
80元(約376円)
野菜のおかずは、陳列ケースの中から好きな3種を選ぶことができました。バランスよく食事をしたい方におすすめです。
台湾風ネギ入りクレープ「葱油餅」
葱油餅とは、小麦粉で作った生地にネギを巻き込んで焼いた、台湾の屋台で人気のB級グルメです。
花蓮では、主に「炸弾葱油餅 黄車」と「老牌炸蛋蔥油餅 藍色車創始店」の2店が知られています。
今回、私たちは後者の「老牌炸蛋蔥油餅 藍色車創始店」で、卵入りの葱油餅を購入しました。

45元(約212円)
葱油餅は、高音の油で揚げて(熱々の状態で)提供されます。生地の周りには、お好みでピリ辛ソースを塗ることができます。
生地の外側はサクサク、内側はもっちり食感でした。半熟卵のまろやかな味とピリ辛ソースの味がマッチして、とても美味しかったです!

私のおすすめ度 ★★★★☆(美味しかった)
夫のおすすめ度 ★★★★☆(美味しかった)
「老牌炸蛋蔥油餅 藍色車創始店」は、花蓮市内(花蓮駅からバスで10分程度の場所)にある屋台です。

葱油餅は、卵あり・卵なしの2種類から選ぶことができます。注文が入ってから生地を揚げるため、提供までに少々時間が掛かりました。
また、10個以上などまとめ買いしているお客さんもいました。時間には余裕を持って、訪問されることをおすすめします。
鮮やかな駅弁!花蓮限定「便當」
花蓮駅内にある売店「台鉄夢工場 花蓮店」では、数種類の便當(駅弁)が販売されています。
今回、私たちは花蓮産の食材がたっぷり使用されている「花東特蔬便當(花蓮特製野菜弁当)」を購入しました。

100元(約470円)
- 塩豚
- カジキのフライ
- 魚のすり身団子
- 滷豆乾:豆干(豆腐を圧縮・脱水後、軽く乾燥させた、台湾の定番食材)を甘辛く煮た一品。
- 季節の野菜2品:青菜、キャベツの炒め物など。
- サツマイモ
- ローゼルの花:ローゼル(ハイビスカスの一種)の甘酸っぱいマリネ。
- 白米
上記の通り、様々なおかずを一度に楽しめる、豪華な駅弁です。見た目以上にボリュームがあり、お腹いっぱいになりました。
八角やパクチーなどの香辛料はおそらく使われておらず、素材の味が生かされた、シンプルで食べやすい味付けでした。とても美味しかったです!

私のおすすめ度 ★★★★☆(美味しかった)
夫のおすすめ度 ★★★★☆(美味しかった)
「台鉄夢工場 花蓮店」は、花蓮駅内にある売店です。便當(駅弁)の他に、台湾鉄道のオリジナルグッズなども販売されています。

駅弁はホットショーケースの中に陳列されているため、ほんのり温かい状態で受け取ることができました。
台湾鉄道の車内は飲食可能となっています。長距離移動のお供に、購入してみてはいかがでしょうか?
花連産スイートポテト「花蓮薯」
花蓮では、様々なお店で花蓮薯(花蓮産のイモから作られた焼き菓子)が販売されており、定番のお土産となっています。
今回、私たちは「洄瀾薯道」という菓子店で、3種類のイモ(タロイモ・サツマイモ・紫イモ)から作られた花蓮薯を購入しました。

10個入り250元(約1,175円)

タロイモ菓子は、しっとりとした食感をしており、重量感がありました。コンデンスミルクのような甘さがあり、甘党の方にはたまらない味だと思います。
一方、サツマイモ菓子と紫イモ菓子は、日本のスイートポテトや紫イモタルトと似ており、ほろほろと柔らかい食感をしていました。砂糖の量は控えめで、イモ本来の甘みを感じることができました。
店員さんのおすすめ通り、冷蔵庫で冷やして食べるとさらに美味しかったです。花蓮薯の味比べを楽しんでみてはいかがでしょうか?

私のおすすめ度 ★★★★☆(美味しかった)
夫のおすすめ度 ★★★★☆(美味しかった)
「洄瀾薯道站前店」は、花蓮市内(花蓮駅から徒歩3分程度の場所)にある菓子店です。

花蓮の宿泊先でいただいた無料パンフレットにお店が掲載されており、気になったため訪問しました。
どのような味か分からないと購入を躊躇してしまいますが、店内では一部の商品を試食することができるため安心です。

私たちの1番の目当ては餅入り花蓮薯でしたが、餅がゼラチンのような食感をしており想像と違ったため、餅なしのシンプルな花蓮薯を選びました。
防腐剤不使用のため、花蓮薯の賞味期限は約15日間と短かったです。私たちは日本に持ち帰らず、台湾旅行中の約1週間で食べ終えました。
心踊る!多彩なフレーバー「餅」
曾記手工麻糬は、花連を中心に展開されている菓子店です。花蓮薯(花連産スイートポテト)や餅菓子など、お土産にピッタリな商品が数多く取り揃えられています。
今回、私たちは手作り餅を購入しました。フレーバーは、小豆・緑豆・黒糖・イモ・ピーナッツ・ゴマ・抹茶などがあります。

1個20〜25元(約94〜118円)

全体的に甘さ控えめで、素材本来の味を楽しむことができました。賞味期限が短いため、現地でしかなかなか味わえない商品です。

私のおすすめ度 ★★★☆☆(良い体験になった)
夫のおすすめ度 ★★★☆☆(良い体験になった)
「曾記手工麻糬 麻吉門市」は、花蓮市内(花蓮駅から徒歩3分程度の場所)にある菓子店です。

私たちは、現地で食べる手作り餅を購入しましたが、生ものではないお菓子も数多く販売されていました。
お餅を作っているおじさんの写真がお店の目印になります。花連観光の合間に、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
台湾定番料理
定番朝食!台湾風オムレツ「蛋餅」
蛋餅(ダンピン)とは、小麦粉ベースの薄い生地に薄焼き卵などを重ねて焼いた、台湾で定番の朝食メニューです。
日本のお好み焼きのように、様々なトッピングが用意されています。私たちは、チーズとハム入りの蛋餅を選びました。

60元(約282円)
八角などの香辛料が使われていない、シンプルな味付けでした。お好みで、醤油ベースのタレを付けて食べます。
外側の生地がもちもちしていて、とても美味しかったです!子どもから大人まで、食べやすい一品だと思います。

私のおすすめ度 ★★★★☆(美味しかった)
夫のおすすめ度 ★★★☆☆(良い体験になった)
「叡縈手工粉漿蛋餅専門店」は、花蓮市内(花蓮駅から徒歩7分程度の場所)にある朝食専門店です。

ミルクティー
30元(約141円)
葱油餅
35元(約165円)
今回は蛋餅の他に、葱油餅とミルクティーも注文しました。葱油餅は、鉄板で焼かれたオーソドックスなタイプです。安定の美味しさでした!
朝食専門店なので、朝早くから営業していますが、閉店時間も早めです。家族経営のお店で、アットホームな雰囲気でした。
うま味凝縮!台湾風おこわ「油飯」
油飯(ヨウファン)とは、油で炒めた具材(豚肉・玉ねぎ・干し椎茸・干しエビなど)にもち米を加えて炊き上げた料理です。
私たちは、台湾料理店「阿桂油飯」で油飯を購入しました。青唐辛子と漬物が添えられており、お店独自の味にアレンジされています。

大サイズ60元(約282円)
※写真は少量をお皿に盛り付けたもの。
料理名に「油」が入っていますが、それほど油っぽくなく、日本のおこわよりも粘り気の少ない、さっぱりとした味わいでした。

私のおすすめ度 ★★★☆☆(良い体験になった)
夫のおすすめ度 ★★★☆☆(良い体験になった)
「阿桂油飯」は、花蓮市内(花蓮駅から徒歩15分程度の場所)にある台湾料理店です。

はじめに、お店の入り口にある屋台で注文と会計を行い、袋に入った油飯を受け取りました。
そのままテイクアウトすることもできますが、店内の奥にあるイートインスペース(取り皿や箸などセルフサービスで取るスタイル)も利用することができました。
汁なしピリ辛ワンタン「紅油抄手」
紅油抄手とは、ワンタン(小麦粉の皮でひき肉の餡を包み、茹でたもの)をピリ辛のタレで和えた料理です。
私たちは、台湾料理店「十六食堂」で紅油抄手を食べました。きざみ海苔がたっぷり盛り付けられており、お店独自の味にアレンジされています。

80元(約376円)
ワンタンの皮はぷるぷるで、醤油ベースのピリ辛タレや薬味とよく合い、とても美味しかったです!おつまみにおすすめの一品です。

私のおすすめ度 ★★★★☆(美味しかった)
夫のおすすめ度 ★★★★☆(美味しかった)
「十六食堂」は、花蓮市内(花蓮駅から徒歩10分程度の場所)にある台湾料理店です。

肉そぼろ麺(汁なし)
60元(約282円)
肉そぼろ麺(汁あり)
60元(約282円)
ワンタンスープ
80元(約376円)
はじめに、お店の中に置いてある注文表とペンを持って、席に着きます。記入後、店主さん(親切な方でした!)に手渡します。
私たちは紅油抄手の他に、肉そぼろ麺やワンタンスープも注文しました。肉そぼろ麺(汁なし)やワンタンスープは、日本人にも合う味付けで美味しかったです。
肉そぼろ麺(汁あり)は、スープの味がとても薄く、カルチャーショックを受けました…!台湾人にとっては一般的な味で、和食は逆にしょっぱく感じるそうです。おもしろいですね!
台湾定番スイーツ
ヘルシーな伝統スイーツ「豆花」
豆花(トウファ)とは、豆乳を原料としたヘルシーなスイーツです。豆花そのものは甘くなく、小豆やシロップなどのトッピングを加えて、食べることが一般的となっています。

60元(約282円)
私たちは、シロップ入りの冷たい豆花に、3種類のトッピング(小豆・緑豆・タロイモボール)を追加しました。
豆花はなめらかな口当たりで、豆乳の優しい味がしました。トッピングは甘さ控えめで、素材の味が生かされています。
砂糖の甘さを求めている方にとっては、期待外れになるかもしれません…!ヘルシーでさっぱりとした味が好みの方におすすめです。

私のおすすめ度 ★★★☆☆(良い体験になった)
夫のおすすめ度 ★★★☆☆(良い体験になった)
「就是豆花」は、花蓮市内(花蓮駅から徒歩10分程度の場所)にあるスイーツ専門店です。

はじめに、お店の中に置いてある注文表とペンを持って、席に着きます。記入後、店主さん(優しい方でした!)に手渡します。
トッピングは自由にカスタマイズすることができます。1皿の量が多いため、2人でシェアして食べて、ちょうど良かったです。
ふわふわ揚げドーナツ「甜甜圈」
甜甜圈は、中国語でドーナツを意味します。私たちは、スイーツ専門店「欣芯甜圏屋」で、3種類の手作りドーナツを購入しました。

20元(約94円)

40元(約188円)
練乳ドーナツ
35元(約165円)
「欣芯甜圏屋」のドーナツは、揚げたては軽くてふわふわで、とても美味しかったです!作り立てドーナツのあまりの軽さに感動しました!
しかし、翌日まで残しておいたドーナツは冷めて、表面が固くなってしまいました…。トースターなどで温めると、食感が戻るそうです。

私のおすすめ度 ★★★★☆(美味しかった)
夫のおすすめ度 ★★★★☆(美味しかった)
「欣芯甜圏屋」は、花蓮市内(花蓮駅からバスで18分程度の場所)にあるスイーツ専門店です。

甘いドーナツの他に、チーズやカレーなどを具材とした、お惣菜系のドーナツもありました。
注文が入ってから、ドーナツ生地を揚げるため、提供までに少々時間が掛かります。お急ぎの方は、お気を付けください!
台湾定番ドリンク
白タピオカミルクティー「白玉歐蕾」
「可不可熟成紅茶(KEBUKE)」は、台中発祥の紅茶専門店です。現在では、花蓮や台北など、台湾全土に展開されています。
私たちは「可不可熟成紅茶(KEBUKE)」で、白タピオカミルクティー「白玉歐蕾」と季節限定のベリーティーを注文しました。

Mサイズ55元(約259円)
ベリーティー(ゼリー入り)
Lサイズ70元(約329円)
白タピオカミルクティーには、カラメル色素で着色されていない、大粒の白タピオカが入っています。
ミルクティーはまろやかな味わいで、白タピオカはもちもちとしており、とても美味しかったです。上質な味を求めている方におすすめです。

私のおすすめ度 ★★★★☆(美味しかった)
夫のおすすめ度 ★★★★☆(美味しかった)
「可不可熟成紅茶 花蓮中山店」は、花蓮市内(花蓮駅から徒歩10分程度の場所)にある紅茶専門店です。
ホームページには中国語と英語メニューしかありませんでしたが、店舗には日本語メニューもありました。

ドリンクに加える砂糖の量は、正常糖(100%)では甘すぎるので、半糖(50%)を店員さんからおすすめしてもらいました。
半糖(50%)でも十分に甘くて驚きました…!甘党でない方は、微糖(30%)以下でもいいかもしれません!
まとめ
今回は花蓮で実際に食べた、おすすめのグルメを12種類ご紹介させていただきました。
花連ならではの名物はもちろんこと、台湾の定番グルメも美味しく、心もお腹も満たされた旅になりました。
本記事の内容を参考にしていただき、ぜひ現地での食事を楽しんできてくださいね!