株式会社KMJ(こんまり®︎メディアジャパン)公認、こんまり®︎流片付けコンサルタントの荒川侑子です。私自身もHSPであることから、HSP/繊細さん向けに、片付け記事を執筆しています。
HSPとは「Highly Sensitive Person」の略語で、日本では「繊細さん」とよく呼ばれています。HSPは病気ではなく、周りの刺激を敏感に受け取る、生まれ持った気質のことを指します。5人に1人がHSPと言われています。
HSPの提唱者であるエレイン・アーロン博士(アメリカの心理学者)は、以下の4つの特徴すべてに当てはまる人がHSPと説明しています。
①物事を深く処理する(思慮深い、時には考えすぎる、深く感動する)
②過剰に刺激を受けやすい(五感が敏感で疲れやすい、周りの目が気になる)
③感情の反応が強く、共感力が強い(人の気持ちを察するのが得意、心の境界線が薄い)
④わずかな刺激にも気付く(人のちょっとした変化に気付く、気遣い上手)
周りの刺激を敏感に受け取り、疲れやすいHSPさんにとって、休息はとても大切です。しかし、お家に帰ってもなかなか休まらないと感じていらっしゃるとしたら、それはもしかすると、あなたのお部屋に原因があるのかもしれません。
今回は、汚部屋がHSPさんに与える悪い影響について、解説します。
周りの環境から影響を受けやすいHSPさん
HSPの提唱者であるエレイン・アーロン博士(アメリカの心理学者)は、以下の4つの特徴すべてに当てはまる人がHSPと説明しています。
①物事を深く処理する(思慮深い、時には考えすぎる、深く感動する)
②過剰に刺激を受けやすい(五感が敏感で疲れやすい、周りの目が気になる)
③感情の反応が強く、共感力が強い(人の気持ちを察するのが得意、心の境界線が薄い)
④わずかな刺激にも気付く(人のちょっとした変化に気付く、気遣い上手)
これらの特徴からも明らかですが、HSPさんは周りの環境に敏感で、ストレスを感じやすい気質を持っています。
- 光/照明疲れ:ブルーライトや蛍光灯など、強い光から刺激を受けやすく、疲れやすい。
- 音に過敏:テレビや音楽など、小音量でもよく聞こえる。一般的な音量がうるさく感じる。
- においに敏感:タバコや下水など、においにとても敏感で、不快に感じやすい。
日常生活の中には意外と刺激が多く、私と同じように、光・音・においなどに敏感で、疲れやすいHSPさんも多いのではないでしょうか。しかし、光・音・においなどによるストレスは認識しやすく、すでに対処されているHSPさんも少なくないことと思います。
汚部屋がHSPさんに与える負の影響
周りの環境から刺激を受けやすいHSPさんですが、ストレスの原因として見落とされがちなのが汚部屋です。汚部屋とは、いるモノといらないモノが混在していて、モノの定位置が決まっていない部屋のことを指します。

モノで溢れた汚部屋で過ごすことは、満員電車に乗ることと同じようなものです。過密で身動きが取りづらく、風通しが悪くて、呼吸しづらい環境になっています。
- 落ち込みやすい:部屋と心の状態はリンクしており、部屋の状態を見て、自己否定してしまう。
- 疲れが取れない:湿気やホコリが溜まりやすく、心身ともに休まらない。
- やる気が出ない:散らかった環境で、やる気や集中力が低下する。
- 浪費しやすい:衝動買いをして、モノがどんどん増える。探しモノに時間が掛かる。
- 孤立しやすい:家族や友人を家に招きづらく、孤立しやすい状況にある。
片付けでHSPさんが過ごしやすい環境をつくる
汚部屋が、私たちの心身や日々の生活に与える、ネガティブな影響は計り知れません。そのため、私はHSPさんに片付けをおすすめしています。
〜片付けレッスンの様子〜


- 余白ができる:空間に余白が生まれ、伸び伸びと過ごすことができる。心にも余裕ができる。
- 衛生面の改善:掃除がラクになり、空気の流れも良くなる。
- 前向きになる:思考や心の中も整理されて、意欲的になる。
- 倹約家になる:今あるモノをより大切に使うようになる。浪費しなくなる。
- 自信ができる:自信を持って、家族や友人、恋人を家に招待できるようになる。
身の回りの環境を整えることが、HSPさんの心身の健康、そして幸せに繋がります!ぜひ片付けを始めてみてくださいね♫
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