【イタリア旅行記】有料化!サン・マルコ大聖堂(寺院)の見どころ|ヴェネツィア

ヴェネツィア
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2024年5月に、夫婦でイタリア旅行へ行ってきました。本記事では、ヴェネツィアで最も有名なカトリック教会である「サン・マルコ大聖堂(寺院)」の入場料や見どころなどを解説します。

荒川侑子
荒川侑子

サン・マルコ大聖堂(寺院)は、すべてのエリアが有料となっていました有料化に伴い、内部の写真撮影が可能となったため、写真と共に見どころをご紹介します!

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サン・マルコ大聖堂(寺院)とは?

サン・マルコ大聖堂(寺院)の概要

サン・マルコ大聖堂(寺院)は、新約聖書『マルコによる福音書』の著者である聖マルコをまつるために建設されました

サン・マルコ大聖堂(寺院)
聖マルコ像と翼を持ったライオン

聖マルコの遺体は、エジプト北部の都市アレクサンドリア(現在ではカイロに次ぐ第2の都市)に埋葬されていましたが、829年にヴェネツィア商人によって盗み出されます。

サン・マルコ大聖堂(寺院)の外壁には、聖マルコの遺体が運ばれる様子などが描かれており、建物の中(有料)に入るか否かに関わらず、注目したいポイントの一つです。

サン・マルコ大聖堂(寺院)の外壁の一部
イエス・キリスト(中央)の下に
棺桶に納められた聖マルコが描かれている

アクセス方法と入場料

サン・マルコ大聖堂(寺院)は、ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅から水上バスまたは徒歩でアクセスすることができます所要時間は30分程度です。

サン・マルコ大聖堂(寺院)の入り口は、2カ所に分かれています。建物の正面から見て、左側にオンラインチケット購入者が並ぶ列、右側に当日(窓口販売)チケット購入希望者が並ぶ列ができていました

サン・マルコ大聖堂(寺院)の正面
サン・マルコ大聖堂(寺院)のチケット売り場

私たちは、窓口でチケット(オプションなし)を購入しました。午前中に並んだところ、15分程度で購入することができました。列は長かったですが、意外と早く進みました。

サン・マルコ大聖堂(寺院)のチケット
チケットの種類窓口料金オンライン料金
サン・マルコ大聖堂(寺院)
入場料
3ユーロ
(約510円)
6ユーロ
(約1,020円)
オプション①
パラ・ドーロ
(黄金の祭壇画)
+5ユーロ
(約850円)
+6ユーロ
(約1,020円)
オプション②
博物館・テラス
(2階エリア)
+7ユーロ
(約1,190円)
+9ユーロ
(約1,530円)
オプション①〜②
オプションエリア
+12ユーロ
(約2,040円)
+14ユーロ
(約2,380円)
※上記は2024年5月時点の情報です。1ユーロ=170円で計算しています。

オンライン料金は、窓口料金よりも高いですしかし、長蛇の列に並ばなくて済むなどのメリットもあるため、旅行プランに応じて、利用を検討してみるのも良いかもしれません。

サン・マルコ大聖堂(寺院)公式サイト
オンラインチケットの購入はこちら⬇︎
<https://basilicasanmarco.skiperformance.com/en/>

ちなみに、外の景色を眺めたい場合は、サン・マルコ大聖堂(寺院)のテラスよりも、ヴェネツィアで最も高い建物であるサン・マルコ鐘楼へ行くことを個人的にはおすすめします。

<参考記事>サン・マルコ鐘楼の詳細はこちら
▶︎【イタリア旅行記】 ヴェネツィアの市街地とラグーンを見渡せるサン・マルコ鐘楼へ

入場に関する留意事項

サン・マルコ大聖堂(寺院)は、カトリック教徒のお祈りの場です。入場前には、服装のチェックなどが行われます。

服装のマナーについて

季節に関係なく、肌の露出が多い服装(ノースリーブ・短パン・ミニスカートなど)はNGとなっています

実際に、不適切な服装のため、入場をお断りされている人も見かけました。

肩と膝が隠れる長さの洋服を着用していく、または長袖の上着などを持参しておくと安心です。

手荷物検査について

サン・マルコ大聖堂(寺院)では、持ち込める手荷物のサイズが決まっており(40cm×30cm×20cm以上の大きさは持ち込み不可)、入場時に手荷物の中身の検査も行われます

大きさは厳密に測られることなく、私は小型のリュックを持って、入場することができました(2024年5月時点)。

スーツケースなどの大きい荷物は、予め宿泊先のホテルのフロントに預けるなどしておくことをおすすめします。

写真撮影について

サン・マルコ大聖堂(寺院)は、すべてのエリアの有料化に伴い、内部の写真撮影が可能となっていました(2024年5月時点)。

内部の見どころ

サン・マルコ大聖堂(寺院)は、ドーム型の屋根と金地のモザイク画による装飾を特徴とする、ビザンティン建築です

東ローマ帝国(ビザンティン帝国)の首都コンスタンティノープルにあった、聖使徒大聖堂を模したとされています。

サン・マルコ大聖堂(寺院)の中に入ると、まずは数々の黄金に輝くモザイク画に圧倒されました!

サン・マルコ大聖堂(寺院)の内部

見学している際中は、純粋に美しいと感じましたが、振り返ってみると、当時のヴェネツィアの富と権力の象徴だと感じました。

サン・マルコ大聖堂(寺院)の公式ホームページによると、内部のモザイク画では、旧約聖書および新約聖書の物語、イエス・キリストや聖母マリア、聖マルコの生涯の出来事などが表現されています

サン・マルコ大聖堂(寺院)の入り口
旧約聖書の物語のモザイク画
(天地創造、アダムとイブなど)
サン・マルコ大聖堂(寺院)のドーム
イエス・キリストと12使徒のモザイク画

サン・マルコ大聖堂(寺院)の床にも、美しいモザイク画が施されていました。幾何学模様やクジャクなどの動物がモチーフになっていました。

サン・マルコ大聖堂(寺院)の床
クジャクのモザイク画

私たちは見送りましたが、有料(入場料とは別)で、パラ・ドーロ(黄金の祭壇画)や2階にある博物館・テラスも見学可能です。

まとめ

本記事では、サン・マルコ大聖堂(寺院)の入場料や見どころなどについて、解説させていただきました。

サン・マルコ大聖堂(寺院)の外と中では、大きなギャップがあります。1番安いチケットでも、十分に楽しむことができるので、ぜひ内部まで見学してみてくださいね!

参考文献(タップして開く)
  1. Basilica di San Marco公式ホームページ
    MOSAICS
    <www.basilicasanmarco.it/basilica/mosaici/?lang=en>
    (2024年8月2日最終アクセス日)
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